こんな方におすすめ!
- 軽くて扱いやすいタイトリストのドライバーが欲しい!
総合評価 7.8点/10点満点
- 飛距離性能 8点
- 球の上がりやすさ 8点
- 直進性 8点
- ミスヒットに対する寛容性 7.5点
- 打感、打音 7.5点
- 扱いやすさ 8点
試打した感想は・・
- TSR シリーズの強弾道は踏襲しつつ、アベレージ向けの要素が加わったドライバー!
- 一発の飛びよりも弾道の安定感を重視したセッティング!
タイトリスト TSR1 ドライバー
タイトリストTSR シリーズの軽量モデルとして2023年2月にリリースされたのが、TSR1 ドライバー!
TSRシリーズとしては、もっとも「やさしい」モデルという位置づけで、アベレージゴルファーを自認する私にピッタリとハマりそう。興味深く試打してみました。
外観
ソールには、細い矢じりのような一本線が配置されています。シンプルで男前、カッコいい外観です!
フェースはまあまあディープ・・。
後方へのストレッチが大きく、薄く平べったいボディでした。
後方からの眺め。
ネック部分。「カチャカチャ機能 (=SureFit調整機能)」が搭載されていました。
クラウンは、鏡面仕上げの黒一色!後方へのストレッチが十分にあり、投影面積はかなり大きかったです!
ボールが小さく見えてしまう程、投影面積の大きさが際立っていました。それでも、構えづらさは感じなかったです。
余計な操作をせずに振り抜けば、オートマチックに飛ばしてくれそうな外観。
振り抜き感、打感・打音
シャフトは純正 (オリジナル)となるTSP120で、フレックスはRでした。
全体的な重量感としては、「軽い!」。ゼクシオなどの国内ブランドに匹敵しそうな軽さでした。
ワッグルしてみると、シャフトはかなり軟らかい! 素振りでは、切り返しからダウンスイングにかけて終始しなりを感じました。
打感は、硬質な弾き感!真芯でとらえた時には、フェースにボールが乗る感触も少しあります。それでも、少しオフセンターになると硬さが強調されていました。
打音は「バチッ」という硬めの音。節度のある音で、特に大きな問題はなかったです。
弾道、寛容性、飛距離
試打クラブは、ロフト角10°のモデルでした。弾道は、かなり高い!打ち出しから高く上がり、その上昇角度を保ちながら棒玉状に飛んでいくという弾道でした。
ヘッド形状どおり、オートマチックさが強調されていました。余計な操作は必要なし。まっすぐ引いてまっすぐに当てれば、まっすぐに高弾道で飛んでいきました。
飛距離性能は、そこそこ。一発の飛びよりも、安定感を重視したセッティング。ヘッドスピード40m/s前後の筆者で、キャリー180~190ヤード。ランが多めで、トータルでは200ヤードを安定して超えていました。
総評
「タイトリストのドライバーを使いたいけれど、TSR2では厳しいかな」という方に向けて作られたクラブ! 打感はTSR2 ドライバーに似ていて、オフセンターでの硬めの打感までそっくりでした。
弾道に関しては、高弾道という要素がうまく加わっていたのが特徴的。また、軽量化ややさしさといったアベレージ向けの改良もしっかりと施されていました。
対象になるのは、アベレージゴルファー。とはいっても、ものすごくやさしいクラブかと言うと、ちょっと違うかな・・。
この手の“やさしめ”ドライバーあれば、国内メーカーやキャロウェイの方が優れていると思います。ですので、「タイトリストを使いたいけどTSR2は難しい」「タイトリストユーザーでヘッドスピードやパワーに自信がなくなってきた」といった方にお勧めです。
一見さんお断り感もあって、このあたりもタイトリストらしいかな (笑)。気になる方は、是非試打してみてください!