タイトリスト T100 アイアン (2023) 評価 とにかく高弾道!高い操作性も魅力!

タイトリスト T100 アイアン (2023)

タイトリスト T100 アイアン (2023) Titleist T100 Irons 2023

こんな方におすすめ!

  • 技術とヘッドスピードに自信のある上級者
  • 操作性を重視し、積極的に弾道を打ち分けていきたい方

総合評価 8.7点/10点満点

  • 操作性 9.5点/10点満点
  • 弾道の高さ 9点/10点満点
  • 構えやすさ 9点/10点満点
  • 打感、打音 9点/10点満点
  • 飛距離性能 8点/10点満点
  • 寛容性 7.5点/10点満点

タイトリスト T100 アイアン (2023)を試打した感想は・・

  1. 強烈な「高弾道+強弾道」をテクノロジーの力を借りて実現しているアイアン!
  2. 操作性が高く、打ち手の意図がボールに反映されやすい
  3. 打感、打音ともに、軟鉄鍛造一枚モノを彷彿させる本格派

 

タイトリスト T100 アイアンとは?

タイトリストのアイアン「Tシリーズ」の2023年モデルとして、T100、T150、T200、T350の4モデルが発表されました!

今回試打したのは、最上位モデルとなるT100

ツアープロ御用達のモデルと言っていいアイアンですが、果たしてどのような性能になっているのか・・?

アベレージゴルファーを自認する筆者には荷が重いモデルとなりますが、思い切って試打してみました!

 

外観

T100 アイアン (2023) バックフェース

前作となるT100 アイアン (2021)と比較すると、バックフェースはさらにシンプルになった印象!

マッスルバックもイメージできる外観で、とにかくカッコいいと思いました!

 

T100 アイアン (2023) ソール

ソールは薄く、抜けはよさそう!

 

T100 アイアン (2023) フェース

フェースの外観。

バランスの取れた、違和感のないフェースだと思いました。

 

T100 アイアン (2023) ボディ

横方向からの眺め。

全体的にはスリム感が強いボディですが、そこそこ重心を低めにしているのかな・・とも感じられる外観でした。

 

T100 アイアン (2023) ネック

ネック部分の外観。

 

T100 アイアン (2023) トップブレード

フェースの大きさは、適正~ややコンパクトといったところ!

「小顔すぎる!」といったことはなく、個人的には振り抜きやすさと安心感が両立する絶妙な大きさだと思いました。

トップブレードはやや薄めだと思いましたが、極端に薄いといったものではなく、不安感までは感じることはありませんでした。

 

T100 アイアン (2023) アドレス

アドレスしてみると、フェースの向きはターゲット方向に対してニュートラル

ソール幅は小さめでしたが、ヘッドの地面への座りは良好でした。

高い安定感とともに真っすぐにターゲット方向を向いてくれるので、とにかく構えやすいな!と思いました。

 

振り抜き感、打感・打音

シャフトはダイナミックゴールド、フレックスはS200でした。

T100 アイアン (2023) シャフト ダイナミックゴールド S200

全体的な重量感は、がっしりと重め!

シャフトがダイナミックゴールドS200ですので当然かもしれませんが、手に取った瞬間は「手ごわさ」を感じる重量感でした。

素振りをしてみると、ダイナミックゴールドらしい「粘り気」を感じられる振り抜き感

ヘッドの存在感がそれなりにあるのか、心地よいしなり感も感じられました。

個人的には、ヘッドとシャフトのバランスはかなり良好かなという印象。

 

打ってみて感じたのは、軟鉄鍛造一枚モノを彷彿とさせる、手ごたえのある打感!

ボールのコアを打ち抜くかのような、「ガシッ」とした打感がとても印象的でした。

フェースへのボールの「乗り感」もしっかりとあって、フェースがボールを受け止めた後に、グッと押し出すような感触が感じられました!

打音は「バシッ」という、乾いた心地いい音!

打感、打音ともに上級者が好みそうな本格的なもので、さすがタイトリストのツアーモデルアイアンだな・・という印象でした。

 

弾道、寛容性、飛距離性能

試打クラブは、ロフト角34°の#7。今どきのアイアンとしては、完全に「寝ている」といっていいロフト角となります。

打ち出し角は、とても高い!

ロフト角以上の打ち出し角を目指している印象で、とにかく打ち出しから角度が付いていました。

スピン量は適正といった印象で、「めくれる」というよりはやや棒玉状に飛んでいく弾道だったのが、とても印象的でした。

やや強めの弾道かな・・という雰囲気でしたが、とにかく打ち出しの角度が高いのでランディングアングルは問題なさそうといった印象。

ヘッドに搭載されたテクノロジーによって、強烈な「高打ち出し角+強弾道」が実現しているのかなと思いました。

 

操作性が強調されている弾道で、オートマチック感はかなり少ない印象でした。

ややピーキーかな・・とも思えるくらいで、個人的にはやや安定感にかけてしまったのが正直なところ。

もちろん極端にばらつくという程ではなく、上級者であれば十分にコントロール可能な操作性だと思います。

 

寛容性は、そこそこかな・・という印象。

打点ブレには決して強いとは言えず、フェースのごく狭い範囲に機能を集約させているといった雰囲気を感じました。

極端なミスヒットでは、弾道の高さや左右のブレがはっきりと出てしまうという結果で、お助け機能は薄めだなと思いました。

 

飛距離性能も、そこそこかなといった印象。

「あえて」といっていいくらいロフトを寝かせているので、飛距離性能を追求しているモデルでは決してないのですが、個人的には思ったよりも飛ぶなという印象でした。

ドライバーヘッドスピード40m/s前後の筆者で、キャリー150ヤード前後、トータルで155-160ヤードといったところでした。

これだけ高弾道ながら十分な飛距離性能が出ている点からも、弾道自体は決して弱くはなさそうだな・・と思いました。

 

総評

強烈な「高弾道+強弾道」を、テクノロジーの力で実現してしまっているな・・というのがまず感じたことでした。

今まであまり見たことのない弾道で、マッスルバックや軟鉄一枚物のキャビティバックでは作ることのできない弾道を、新しく作り出してしまっているな・・と感じました。

 

上級者モデルらしく、操作性がかなり高いことがとても印象的でした。

やや「腰高感」が感じられる振り心地で、ヘッドのボディからはもう少しオートマチック感もあるのかな・・と思いましたが、しっかりと操作性に振っているアイアンだと思いました。

ミスヒットへの寛容性が少なかったことも、印象に残りました。

裏を返せば、小さめのヒットポイントにこのアイアンの性能がキュッと集約されているかのような印象を受けました。

 

対象となるゴルファーは、間違いなく上級者になるでしょう!

平均スコアは80台はマストで、このアイアンの性能を引き出すにはできれば70台かな・・という印象でした。

ヘッドスピードも、45m/s以上は欲しいところ。

操作性の高さが特徴のアイアンですので、球を積極的に操っていきたいゴルファーでなければ厳しいだろうなとも思いました。

 

高性能のスポーツカーに匹敵するアイアン、と言っていいと思います。

上級者のニーズにこたえてくれる操作性に加えて、強烈な高弾道+強弾道は、打ちこなせたときは病みつきになりそう!

腕に自信のある方は、是非試してほしいです!

タイトリスト T100 アイアン (2023)の購入なら、フェアウェイゴルフUSA

アメリカからの正規ライセンス商品で、シャフトカスタムも充実。

購入は、こちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です