タイトリスト T200 アイアン (2023) 評価 「飛び」重視ながら高弾道も確保!

タイトリスト T200 アイアン (2023)

タイトリスト T200 アイアン (2023) Titleist T200 Irons 2023

こんな方におすすめ!

  • 飛距離性能を重視しつつ、弾道の高さも確保したい!
  • オートマチックにやさしく打てる「かっこいい」アイアンが欲しい

総合評価 8.3点/10点満点

  • 操作性 7.5点
  • 弾道の高さ 8.5点
  • 構えやすさ 8.5点
  • 打感、打音 8点
  • 飛距離性能 9点
  • 寛容性 8.5点

タイトリスト T200 アイアン (2023)を試打した感想は・・

  1. 弾道の高さを確保しつつ、「飛び」に重点を置いたハイテクノロジーアイアン!
  2. オートマチックに振り抜ける「やさしさ」とミスヒットへの寛容性が秀逸!
  3. 多くのアマチュアゴルファーに訴求する「かっこよさ」とやさしさが両立した秀作モデル

 

タイトリスト T200 アイアン (2023)とは?

タイトリストから2023年8月25日に発売予定となっているのが、新Tシリーズのアイアン4機種 (T100、T150、T200、T350)

今回試打したT200は、いわば「中間」的なモデルとなります。

コンセプトは“THE TOUR’S DISTANCE IRON”となっており、「飛距離も追及したツアーモデルアイアン」という位置づけ

大きな飛びやソリッドな打感、許容性や安定性が特徴とのことで、これらの点に注目しながら試打してみました。

 

外観

T200 アイアン (2023) バックフェース

マッスルバックを彷彿とする、シンプルですっきりとしたバックフェース

前作T200 (2023)もシンプルでかっこいいデザインでしたが、今作はさらに精悍さを増したな・・という印象でした。

 

T200 アイアン (2023) ソール

ソールの外観。

T100 (2023)で採用された「バリアブルバウンスソールデザイン」を、このT200でも採用

地面との抵抗を減らして、素早い抜けをサポートするとのことです!

 

T200 アイアン (2023) フェース

違和感を感じない、オーソドックスでシンプルなフェースだなと思いました!

 

T200 アイアン (2023) ボディ

トップブレードからソールにかけて程よい厚みがあって、「やさしさ」を感じる横顔!

 

T200 アイアン (2023) ネック

ネック部分の外観

 

T200 アイアン (2023) トップブレード

トップブレードは、T100やT150よりも一回り厚みがあって、しっかりとボールを押し込んでくれそうな雰囲気

少しだけグースが入っていて、つかまりもよさそうだなという印象でした。

 

T200 アイアン (2023) アドレス

アドレスしてみると、フェースの向きはターゲット方向に対してほぼニュートラル

ほんの少しだけ「つかまり顔」かなという印象でしたが、ほとんど気にならない程度だと思いました。

ヘッドの地面への座りも良好で、とても構えやすかったです!

少し大きめのヘッド長や、やや厚めのトップブレードも好印象で、グッドショットがイメージできる外観だと思いました。

 

振り抜き感、打感・打音

シャフトは純正のスチールシャフトとなるN.S.PRO 105T、フレックスはSでした。

T200 アイアン (2023) シャフト

全体的な重量感は、軽すぎず重すぎずで、ほぼ適正といったところ。

パワーのあるゴルファーには、やや軽めと感じるかもしれない重量感だと思いました。

素振りをしてみると、しなり感は少なくシャキッとした振り心地

最近の「軽硬」シャフトといった雰囲気で、重心距離の長そうなヘッドをうまく制御してくれそうなシャフトだと思いました。

 

打ってみて感じたのは、硬質で弾き感が強い打感

複合素材のヘッドらしい「人工的な」打感ではありましたが、ビシッと弾き飛ばす感触は個人的にはとても気持ちいいと思いました。

一瞬ではありますがフェースへのボールの「乗り感」も感じられ、クラブから打ち手へのインフォーメーションも確保されているなと感じました。

打音は、「カシュ」っという乾いたやや高めの音。

打感、打音ともに、いい意味で「硬質」な感触で、 個人的にはとても好印象でした。

 

弾道、寛容性、飛距離性能

試打クラブはロフト角30.5°の#7。

今どきのアイアンとしては、ぎりぎり「飛び系」のカテゴリーには入らないアイアン、と言っていいと思います。

ちなみに、前作となるT200 (2021)はロフト角31°でしたので、0.5°だけ「立たせた」ということになります。

 

打ってみると、弾道は高い!

それでも、T100 (2023)やT150 (2023)よりは高さが抑え気味となっていて、より明確に「前へ」が意図された弾道となっていると思いました。

ランディングアングルも十分確保できそうな高さだとは思いましたが、「飛距離」を意識した弾道となっているのは間違いなく、上級者では少し不満が残りそうかなという印象でした。

 

打っていて強く感じたのが、操作性よりもオートマチック感が強いな!ということ。

ヘッド自体がオートマチックに適正なスイング軌道を作ってくれるという振り抜き感で、実際に打ってみても思ったよりもやさしく打てるなという印象でした

ミスヒットへの寛容性も高く、素直に振り抜いてやれば直進性の高い高弾道のアイアンショットが楽に打てるという雰囲気でした。

操作性は少しだけ残っているかな・・という印象で、積極的にボールを動かしていきたいゴルファーにはやや厳しそう。

 

飛距離性能は、高いです!

ドライバーヘッドスピード40m/s前後の筆者で、キャリー160ヤード前後、トータル170ヤード前後となっていました。

個人的には、これだけ飛ばしてくれればコース攻略で余裕感が生まれてそうだな・・という印象で、“THE TOUR’S DISTANCE IRON”の名に相応しい飛距離性能だなと思いました。

 

総評

弾道の高さにも気を配りつつ、「飛び」に重点を置いているアイアンだな・・というのが第一印象!

分類としては、「飛び系」アイアンとまではやはり言えないものの、その一歩手前まで来ているアイアンかなと思います。

オートマチックさが強めの振り抜き感やミスヒットへの高い寛容性といった点からも、我々アマチュアゴルファーに「寄ってきてくれている」タイトリストのアイアンだなと思いました。

 

前作となるT200 (2021)と比較すると、弾道の高さは少し低くなったかなと思いました

一方で、ミスヒットへの寛容性やオートマチック感はより高まっている雰囲気で、トータルとしては前作よりも幅広いゴルファーに訴求しそうだなと感じました。

対象となるのは中級者がメインかなと思いますが、スコア100前後のアベレージゴルファーにも十分に検討してもらえる懐の広さがありそう。

ヘッドスピードも、40m/s前後くらいまでのゴルファーであれば、十分に使いこなせそうだなと思いました。

 

今作は、対象となるゴルファーの幅がグッと広がった印象です!

デザインも秀逸で、とにかくカッコいい!

多くのアマチュアゴルファーに、是非検討してほしいモデルだと思いました!

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