バーナー ミニ ドライバー vs 300 ミニ ドライバー 比較試打

バーナー ミニ ドライバー 300 ミニ ドライバー

テーラーメイドから2023年6月に発売開始となったのが、バーナー ミニ ドライバー! ミニ ドライバーとしては“前作”となる、300 ミニ ドライバーと比較試打してみました!

バーナー ミニ ドライバー

テーラーメイドから数量限定モデルで発売されているのがバーナー ミニ ドライバー! 詳細については、こちらをご参照ください。

テーラーメイド バーナー ミニ ドライバー 評価 取り回しの良さと「当てやすさ」が秀逸!

300 ミニ ドライバー

300 ミニ ドライバーは、2021年7月16日に発売されたモデル!

ヘッド体積は307㏄で、初代「300」シリーズをオマージュしたデザインとなっています!数量限定発売で超人気モデルだったのは、記憶に新しいところですね!

試打クラブスペック

今回、両モデルを同時に試打してみました! 試打クラブのスペックは、以下のとおりです。

  • バーナー ミニ ドライバー:ロフト角11.5°、シャフトは純正のUST Mamiya PROFORCE 65 M40X JP SPEC、シャフトフレックス S
  • 300 ミニ ドライバー:ロフト角11.5°、シャフトは純正のTENSEI SILVER TM50 MD、シャフトフレックス S

外観

ソールの外観。両モデルとも貫通型スピードポケットが採用されています。

バーナー ミニ (左) に特徴的なのが、前後に配置された2個のウェイト! HEAVY (13.0g)とLIGHT (1.5g)の可変式ウェイトを交換することによって、重心位置の調整が可能です!

 

フェースの外観。バーナー ミニ (左)はZATECH チタン ツイスト フェース、300 ミニ (右)はチタン ツイスト フェースとなります。

バーナー ミニの方が、少しだけシャロ―フェースでした。

 

ボディの外観。バーナー ミニ (左)の方が平べったくて、後方へ伸びていました

 

後方からの眺め。

 

ネック部分。両モデルとも可変スリーブが搭載されていて、ロフト角およびライ角の調整が可能!

 

クラウンは、バーナー ミニ (左)が鏡面仕上げの黒一色、300 ミニ (右)がつや消しのカーボン調となっています。

 

投影面積は、300 ミニ (左)の方が少しだけ大きいかな・・。ヘッド体積は、300 ミニが307㏄、バーナー ミニが304㏄です。

 

アドレスしてみると、両モデルともフェースの向きはターゲットに対してほぼスクエア! バーナー ミニ (左)の方が塊感が強く、緊張を感じる顔つきでした。

振り抜き感、打感・打音

持ってみて感じたのは、バーナー ミニの方がドシっとした重量感があるということ。

シャフトはいずれもフレックスSでしたが、バーナー ミニのUST Mamiyaの方がしっかり感が強かったです。素振りでも、バーナー ミニが重ためでシャフトが硬い!

 

打感は、バーナー ミニがしっかり目である一方、300 ミニには軽快さが感じられました。

バーナー ミニではボールの芯を打ち抜くような“手ごたえ”を感じるのに対し、300 ミニは軽快に弾き飛ばす打感。両モデルで、打感の違いが明確に感じられました

打音は、バーナーミニが「ブシュ」というしっかり目の音であるのに対し、300 ミニはやや甲高い「バシッ」という音。こちらも、両モデルではっきりとした違いがありました。

弾道、寛容性、飛距離

ドライバーとして、ティーアップして試打してみました。ティーアップの高さはいずれも、地面から高さ20mm前後といったところ。

 

同じロフト角11.5°でしたが、300 ミニと比較するとバーナー ミニは弾道の高さが低め。一方300 ミニは、この手のミニドライバーとしては結構球が上がっていました

スピンに関しても、300 ミニの方が多く入っている印象。一方、バーナー ミニは「スピンを抑えて強弾道!」といった飛びざま。時には、ドロップ気味になってしまうこともありました。

 

つかまりに関しては、両モデルともかなり控えめ!どちらかというと、300 ミニでつかまりを抑える傾向が強かったです。両モデルとも左を気にせず叩いていけましたが、300 ミニでよりこの傾向が強調されていました。

 

ミスヒットに対する寛容性は、ほぼ同じ。いずれもオフセンターでのカバー力は優れていて、ツイストフェースの効果がしっかり出ていました。

 

飛距離性能についても、両モデル間で大きな違いはなかったです。バーナー ミニはランも含めて飛距離を稼ぐ弾道で、キャリー180~190ヤード、トータルで200ヤード前後。一方300 ミニはキャリーで稼いでいて、キャリーで190ヤード前後、トータルでは200ヤード前後でした。

総評

300 ミニはフェアウェイウッドに近い雰囲気。バーナー ミニはドライバー感が強い」というのが、まず感じた印象。

300 ミニの特徴は「軽めで、扱いやすい!」。軽快に弾き飛ばす打感はFWに近いものを感じましたし、弾道の高さや飛びざまにもFW寄りでした。

一方バーナー ミニは、がっしりとした重量感やしっかり目の打感が特徴。個人的には、クラシカルなドライバーの香りが感じられました。

 

両モデルとも「ミニドライバー」という同ジャンルのクラブですが、雰囲気はかなり違いました。扱いやすさで言えば、300 ミニに軍配が上がりそう。一方上級者に好まれそうなのは、バーナー ミニだと思いました。

 

次回のテーラーメイドのミニドライバー発売は2025年くらいでしょうか? とても楽しみです!

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