テーラーメイド P770 アイアン (2023年) 評価 中上級者向けハイテクアイアン!

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) を試打してきました!

テーラーメイド P770 アイアン (2023年)を試打した感想は・・

  1. オートマチックさに振りつつ、操作性が残されている
  2. 高弾道+強弾道で安定感が高い!
  3. 「テクノロジーの恩恵は欲しいが、ぶっ飛び系アイアンでは不満・・」という中上級者にピッタリの、中空ハイテクアイア

 

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) TaylorMade P770 IRONS (’23)

テーラーメイド P700シリーズ複合素材、中空構造のアイアンとなるのが、P770アイアン!

商品コンセプトは「さらなる進化を遂げた、P770アイアン」となっています。

寛容性、飛距離を優先しつつ操作性にも配慮したモデルとのことで、詳細はホームページをご確認ください。

様々な最新テクノロジーが搭載されており、同時に発売されるP7MBやP7MCよりは「やさしい」という位置づけになります。

そうは言っても、プロモデルのアイアン!アベレージゴルファーである筆者にとっては難しいモデルとはなりますが、試打してみました。

 

試打クラブスペック ロフト角:33° (#7) シャフト:Dynamic Gold EX TOUR ISSUE STEEL フレックスS

40歳台後半のアラフィフ、平均スコア90台のアマチュアゴルファーの試打評価、感想です。

 

外観

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) バックフェース

バックフェース。

デザインはシンプルで、かっこいい!

「ブレードタイプアイアン?」と見間違えてしまうほどです。

 

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) ソール

ソール幅はやや広め。

テーラーメイドおなじみの「貫通型スピードポケット」が搭載されています。

 

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) フェース

フェース面。

鍛造中空構造の内部には、69%軽量化された「SpeedFoam Air」が搭載されているとのこと。

 

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) ボディ

横方向からの外観。

トップブレードはやや厚め!

低重心化が図られているボディだと思います。

 

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) トップブレード

フェース長はやや大きめで、安心感がありました。

トップブレードも、一般的な中空構造のアイアンとしてはやや細目かな・・という厚み。

 

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) アドレス

ソールしてみると、ヘッドのすわりは良好!

フェースの向きはターゲット方向に対してニュートラルで、とても構えやすかったです。

グースが入っていて、ボールをつかまえてくれそうな雰囲気でした。

 

振り抜き感、打感・打音

シャフトはDynamic Gold EX TOUR ISSUEのスチールシャフト、フレックスはSでした。

テーラーメイド P770 アイアン (2023年) シャフト

全体的な重量感は、適正~やや重めといったところ。

同時に試打した、P7MBやP7MCよりはやや軽く、ヘッド自体が軽量化されているかなと考えました。

素振りをしてみると、ヘッドの存在感が少し薄めの振り心地

軽快に振り抜くことはできるものの、個人的にはシャフトとのバランスはイマイチ・・といったところでした。

ヘッドに対してシャフトが少しだけオーバースペックかなという印象で、もう少し軽めのシャフト (N.S.PRO MODUS3 TOUR 105など)の方がマッチしそうだな・・と思いました。

 

打ってみて感じたのは、テーラーメイドのハイテクアイアンらしい、軽快な弾き感

同時に試打した、P7MBやP7MCのような「手ごたえのある」打感とは完全に異なる打感でしたが、それでもこの“軽やかさ”はとても気持ちよかったです

フェースでのボールのつぶれ感も感じられ、中空アイアンでこの感覚が得られるのは、とても素晴らしいな・・と感じました。

打音は「ピシッ」という乾いた爽快な音!

軽やかに弾き飛ばす打感にマッチした音で、とても気持ちよかったです!

 

弾道、寛容性、飛距離

#7でロフト角33°と、近年の中空アイアンとしては、かなり「寝ている」アイアンになります。

弾道は、打ち出しからやや高め!

ロフト角以上の高い打ち出しで、ヘッドに搭載されている様々なテクノロジーの恩恵かな・・と感じました。

高い打ち出し角のまま棒玉で飛んでいく強めの弾道で、中空ハイテクアイアン「らしい」弾道!

スピンで止めるといった雰囲気はあまり感じられなかったものの、打ち出し角が高いので、グリーンキャッチも問題なさそうだなと思いました。

 

寛容性は、比較的高そう

プロモデルのアイアンですので、芯の存在がぼやけてしまう程の寛容性はありません。

それでも、打点ブレをそこそこは助けてくれるヘッドになっていると思いました。

「最低限、これくらいの寛容性は欲しいかな・・」とアマチュアゴルファーが求める程度の寛容性かな、という雰囲気でした。

 

基本的には、オートマチックさが優先されているアイアンだと思いました。

一方で、操作性もそこそこ残されているかな・・と感じました。

ボールを操ることに長けているゴルファーであれば、この「ほんのりとした」操作性をうまく使いこなせそう。

個人的には、オートマチックさを最大限生かした方が良い結果を生んでくれそうだ・・と思いました。

 

飛距離性能は、まあまあといったところ。

ドライバーヘッドスピード40m/s前後の私で、#7アイアンの飛距離がキャリー130-135ヤード前後。

#7としてはもう10ヤードくらい欲しいところですが、実戦でも十分に使える飛距離性能だと思いました。

 

総評

試打しながら感じていたのは、中空ハイテクアイアンとしての魅力が詰まったアイアンだな、ということでした。

弾道の特徴としては、高弾道+強弾道

飛距離性能に関しては「特別に飛ぶ」というアイアンではないですが、風に負けなさそうな強弾道だったのが強く印象に残りました。

また、オートマチック方向にしっかりと振っているアイアンで、フェースの開閉を行わないスイングが最も効率的にこのアイアンの良さを引き出せそう。

寛容性もしっかりとあって、多少の打点ブレであればフォローしてくれるやさしさも素晴らしいと思いました。

 

最近の中空ハイテクアイアンの中では、見た目や操作性といった観点から明らかに中上級者に向けて作っているアイアンです。

という訳で、対象となるのは、テクノロジーの恩恵を受けたオートマチックさとやさしさを“ほんのりと”付け加えたい・・という中上級者になりそう。

平均スコアは80-90台あたりが最適だと思います。

なお、おなじP700シリーズのアイアンではあるものの、同時に発売となったP7MBやP7MCとは意図している方向がやや異なっていることは留意した方がいいかもしれません。

またアベレージゴルファーには、もう少しやさしいハイテクアイアン (ステルスアイアンやG430アイアンなど)が個人的にはお勧めかと思いました。

 

「軟鉄一枚モノのマッスル系アイアンでは、しんどい。テクノロジーの恩恵を受けたいけど、オートマチック全開でぶっ飛び系のアイアンは困る・・」という中上級者に、ピッタリとハマるモデルだと思います!

お心当たりのあるゴルファーには、是非一度手に取ってみていただきたいアイアンです!

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