テーラーメイドから、待望の新作ステルスシリーズがリリースされています!
今回の試打はテーラーメイド ステルス アイアンです!
ステルス アイアンを試打した感想は・・
- とにかくやさしい!ミスヒットに寛容で直進性が高いです!
- 「すっきりとした」打感と、節度のある打音!とても心地いいです!
- アベレージゴルファーにお勧め!シンプルにプレイしたい中上級者にも!
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※ テーラーメイドのクラブ試打評価は、こちら。
※ これまでのゴルフクラブの試打評価は、こちら。
テーラーメイド ステルス アイアン
ステルス アイアンのコンセプトは、「スコアメイクの武器に、ステルスアイアンを」。
位置づけとしては、前作SIM2シリーズのアイアンの後継モデルと考えられます。
前作SIM2アイアンはMAX、MAX OSの2種類でしたが、STEALTHシリーズでは「ステルスアイアン」の1種類に統合されたようです。
SIM2 MAXアイアンは試打したことがあり、やさしく打てる「飛び系アイアン」でありながら、打感が気持ちよかった記憶があります。
これまでの「やさしさ」や「飛び」は引き継がれているのか? 新たな進化はあったのか?
このあたりに注意しながら、試打してみました。
試打クラブスペック #7 ロフト角:28°
シャフトはスチール (KBS MAX MT85 JP フレックスS)とカーボン (TENSEI RED TM60 (’22) フレックスR)を試打しました。
外観
SIM2 MAXアイアンと比較すると、バックフェースはかなりすっきりしました。
トウ側のカーボン調の部分が、ステルスアイアンの新技術「トウラップテクノロジー」かと思います。
フェース面。
番手別にスイートエリアをコントロールする、ICT (インバーテッドコーンテクノロジー)を搭載しているとのこと。
横方向からの眺め。
ソールは厚みがあり安心感はありますが、特別「抜け」がよさそうという雰囲気ではなさそうかな・・
地面に置くと、グースが入っているのが分かります。若干のフックフェースでつかまりはよさそう。
全体的な大きさは、大きめです。トップブレードもやや厚めで、安心感を感じる適正な厚さ。
中上級者には少し鈍重で野暮ったい外観かもしれませんが、まあまあ許容範囲内ではないでしょうか?
アベレージゴルファーにはやさしさと親しみが感じられ、リラックスできるルックスだなと思いました。
振り抜き感、打感・打音
まず試したのは、スチールシャフト (KBS MAX MT85 JP フレックスS)。
手に取ってまず感じたのは、「結構、重量感があるな」ということ。SIM2 MAXは、もう少し軽かったような記憶がありますが・・。
素振りをしても、やっぱり結構重たかったです。この手のアイアンとしては、ややハードスペックかな?と思ってしまいました。
一方、カーボンシャフト (TENSEI RED TM60 (’22) フレックスR)は、私にとっては適正な重量感。
フレックスはRでしたが、ワッグルしてみた印象は「結構しっかりしている」。頼りなさは、感じなかったです。
素振りをしてみても、同じ感想。しなりは適正で、振り抜き感はよかったです。
ヘッドの重量感を少し感じましたが、気になる程ではありませんでした。
打感に関しては、打った瞬間の「やわらかさ」とボールの「つぶれ感」、そこに「はじき感」が加わる打感。
P790アイアンなどのテーラーメイドのハイテクアイアンでお馴染みの打感で、このアイアンでもしっかりと受け継がれているなと思いました。
メーカーの説明のような「フォージドアイアンのような打感」とは、ちょっと違うかな。
でも、すっきりとしたとても気持ちいい打感です。
打音も「パシュ」という気持ちいい音。
打感とよくマッチしています。個人的には、とても心地いい打音でした。
球の上がりやすさ、寛容性
弾道の印象は、「打ち出しでの球の上がりは、それほど高くない」。
ロフトもそれなりに立っているいるためか (#7でロフト角 28°)、予想よりも低く球が打ち出されていました。
そこからは、強い弾道でガツンと飛んでいくという雰囲気。
ですので、「飛び」は期待できますが、着地での角度 (ランディングアングル)にはちょっと不安を感じました。
「飛び」の性能はやはり高いです。
試打クラブ#7アイアン、私の40 m/sのヘッドスピードで、160-170ヤードは飛んでいました。
昨年使用したMizuno JPX921 ホットメタル アイアンより、10-20ヤードくらいは遠くへ飛んでいました。
寛容性もとても高いと思いました。
少々のミスヒットはかなり助けてくれます。特に打点が低くなった場合は、よく球を拾ってくれるなと感心しました。
左右の打点のブレにも強いです。
アマチュアゴルファーにとっては、強い味方になると思います。
直進性も高いです。ほとんど曲がりません。
私は意図的にボールを曲げることはほとんどないので、この直進性はとてもありがたい。
ボールをまっすぐに打ちたいというアベレージゴルファーには、とてもいいアイアンだと思います。
総評
テーラーメイドで毎年発表されるアイアンの系譜を受け継いでいる、素晴らしいアイアンだと思いました。
特筆すべきは、高い寛容性と直進性、十分な飛距離。
このアイアンに求められる性能をしっかりと完成させていて、大変すばらしいなと感じました。
また、打感と打音も素晴らしいです。
フォージドアイアンのような「分厚い」打感ではないですが、芯をとらえた時は本当に心地いいです。
一言でいえば「すっきりとした」打感。
打音も節度があって、とても好ましい。
一点苦言を呈するとすれば、球の高さがもう少し欲しいところ。
特に打ち出しの角度が低かったのが、気になりました。
最近でいえばタイトリストのTシリーズアイアンの球の上がりやすさは特筆ものだったので、比較すると若干物足りないかなと感じました。
個人的には、購入候補となってきます。
高い寛容性と直進性は、とてもありがたい。
対象もアベレージゴルファーが中心となると思いますが、中上級者でもシンプルにプレイしたいゴルファーにはお勧めです。
注意点としては、スチールシャフトは結構重量感があったこと。
可能であればカーボンシャフトも試してみることをお勧めします。
個人的にはカーボンシャフトのフレックスRでも頼りなさはなく、より簡単に打つことができました。
アマチュアゴルファー、特にアベレージゴルファーにはとても恩恵のあるクラブだと思います!
ゴルフが本当に楽になる素晴らしいアイアンだと思います!お勧めです!
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