テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー
2021年に発売されたテーラーメイドのSIM2シリーズが、2022年3月現在マークダウン (値引き販売)となっています!
私、SIM2 MAX レスキューを所有しています。1シーズン使った評価や感想を書いてみたいと思います。
マークダウンとなっている現在、SIM2 MAX レスキューの購入を考えている方に参考になると思います!
SIM2 MAX レスキューを1シーズン使用した評価および感想は・・
- 「軽く」て「やさしい」ユーティリティ!
- ミスヒットに対する寛容性が非常に高く、直進性も優れています!
- やさしさを求める、全てのゴルファーにお勧め!
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※ テーラーメイドのクラブ試打評価は、こちら。
※ これまでのゴルフクラブの試打評価は、こちら。
SIM2 MAXシリーズとは?
2021年にテーラーメイドゴルフからリリースされたのが、SIM2 シリーズとなります。
この記事を書いている2022年3月現在、テーラーメイドとしては1つ前のモデルということになります (最新はステルスシリーズ!)。
ステルスシリーズの販売が開始され、SIM2 シリーズのマークダウン (値引き販売)が始まっています!
詳細については、楽天市場やYahoo!ショッピングなどをご確認ください!
テーラーメイド SIM2 MAXレスキュー TaylorMade SIM2 MAX RESCUE
SIM2 MAX レスキューのコンセプトは、「さらなる伝説をつくれ」。
やや抽象的なコンセプトですが、メーカからは、
「洗練されたVスチールソールを搭載することで、寛容性を向上」
「C300マレージング鋼ツイストフェースにより、高い直進性を実現」
「貫通型スピードポケットにより、ミスヒットでも無駄なスピンを抑えてボール初速を維持」
との商品説明でした。
「寛容性」「直進性」「飛距離」などが、メーカーの意図したものになっているか? じっくりと解説していきます。
クラブスペック #5 ロフト角:25° シャフト:TENSEI BLUE TM60 (’21) フレックスR
40歳台後半で平均スコア90台、HS 40m/s前後のアマチュアゴルファーの試打評価、感想です。
外観
いわゆる「ウッド型レスキュー」となります。
ヘッドの投影面積は、程よくコンパクト。
大きすぎず、かといってシビアさを感じさせるほど小さくはありません。
クラウンのカラーリングが特徴的で、前方がホワイト、真ん中から後方がカーボン調となっています。
視覚的にはちょっと安っぽく見えますが (失礼!)、いい意味で“軽さ”を感じさせてくれる絶妙なカラーリングだと思います。
テーラーメイドでお馴染みの「Vスチールソール」。
ソール面積を最小限に抑え、振り抜きの良さを高めているとのこと。
ソール前方には、貫通型スピードポケットも搭載されています。
フェース面は、テーラーメイドお馴染みの「ツイストフェース」。
厚ぼったさを感じない、「シャロ―な」フェースです。
横からの外観です。
低重心が強調され、やさしく球を持ち上げてくれそうな印象。
後方からの眺め。平べったい、いわゆる「シャロ―な」ボディーです。
地面に置くと、フェースの向きはほぼスクエア。ターゲットに向かってとても構えやすいです。
地面に置いた瞬間から、クラブの平べったさ (シャロ―フェース) を感じやすい。
「そのまま振り抜けば、シャロ―フェースでやさしくボールを拾ってくれるだろうな・・」、そんなイメージが満載の外観です。
振りぬき感、打感、打音
クラブを持ってみての第一印象は、「軽い」ということです。
この軽さとクラウンのカラーリングが合わさると、ハードなイメージがほとんど出てきません。
いい意味で、力が抜けてリラックスできます。
ワッグルしてみると、フレックスRのシャフトでは少し不安定な印象。
やや頼りなさはありますが、適度なしなりを感じる程度です。
「球が散らばってしまう」というほどの、不安定感はありません。
素振りをしてみても印象は変わらず。軽くて適度なしなりがあり、リラックスして振り抜くことができます。
打感は、一言でいえば「軽い」です!
弾き感が強く、ボールのつぶれ感や押し込む感触といった打感はほどんど感じませんでした。
この「軽い」打感は、見た目のやさしさやワッグルした印象と非常にマッチしていて、とても好印象でした。
打音は「パシッ」という、やや高い音。「カチン」という音に近いです。
打音も、いい意味で「軽い」。打感にマッチした気持ちのいい打音です。
まとめると、振り抜き感、打感、打音、いずれもいい意味で「軽い」です。
緊張感は、ほどんど感じません (笑)。力みが入らないので、リラックスしてナイスショットが連発できます。
球の上がりやすさ、直進性、寛容性
弾道は、#5 (ロフト角 25°)としては結構球が上がってくれるなという印象です。
シャフトの影響もあると思いますが、ふけ上がり気味の弾道も出ます。
このふけ上がりは距離を稼ぐには不利かもしれませんが、グリーンを狙うには悪くない弾道だと思います。
直進性に関しては、高いです。スライス、フックはしっかり抑えられています。
打ち出しでの左右のばらつきも、よく抑えられています。
つかまりも適度にあって、スライサーでも安心感はあると思います。
つかまりすぎる、ということもなさそうです。フッカーでも結構叩いていけると思います。
飛距離は140~150ヤードくらい。
ヘッドスピード40m/sの#5ユーティリティーとしては、問題ない飛距離だと思います。
欲を言えばもう少し飛んでほしいところですが、ややスピン過多の印象があり、その影響かなと思います。
寛容性については、かなり高いと思います。
多少のミスヒットはカバーしてくれます。
オフセンターで飛距離は少し落ちますが、狙った方向には飛んでくれます。これはとても助かります。
実戦でも、何度も助けてもらいました。とにかくフェースのどこかに当てれば、クラブが何とか助けてくれます。
まとめると、飛距離はもう少し欲しいものの、球の上がりやすさや直進性、寛容性はかなり高いです。
フェースのどこかに当ててやれば、クラブが何とかしてくれるという安心感は絶大です。
総評
一言で表現すれば、とてもやさしいクラブです。
良くも悪くも、あらゆる面でイージー。難しさを感じる要素がほとんどありません。
私のようなエンジョイゴルファーにとっては、このやさしさはとても魅力的。
対象は、全てのゴルファー。とにかく、やさしく飛距離を稼ぎたいゴルファーにお勧めです。
アベレージゴルファーでも問題ないです。というか、かなり簡単に打てるクラブですので、アベレージゴルファーに積極的に使ってほしいです。
逆に、「難しいクラブを使いこなしたい」「ずっしりとした重量感やしっかりとした打感を好む」というゴルファーにはお勧めできません。
やさしさや軽さが大好きなゴルファーには、ぜひ積極的に検討してほしいです!
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※ これまでの、ゴルフクラブの試打評価は、こちら。