テーラーメイドから2022年7月15日に発売開始となった、ステルス DHY を試打してきました!
ステルス DHYを試打した感想は・・
- 軽快な振り抜き感とともに、軽やかに飛ばす!
- 風に負けない強弾道!アイアン型ユーティリティーとしては弾道も高い!
- ロングアイアンをやさしく打ちたいゴルファーが対象!
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※ テーラーメイドのクラブ試打評価は、こちら。
※ これまでのゴルフクラブの試打評価は、こちら。
ステルス DHY STEALTH DHY
ステルスシリーズの“新ドライビングハイブリッド”として発売されたのが、ステルス DHY!
いわゆるアイアン型ハイブリッド (ユーティリティ)となります。
アイアンのような見た目ながらも従来のハイブリッドに匹敵する飛距離性能、初速、高弾道を実現。
また、低重心設計で、やさしさも兼ね備えているとのことです。
メーカーの意図した弾道や飛距離、寛容性が実現できているか?
アマチュアゴルファーの目線で試打してみました。
試打クラブスペック #4 ロフト角22° シャフト:TENSEI SILVER TM70 HY TMオリジナルカーボン2022 (純正シャフト) フレックスS
40歳台後半のアラフィフ、平均スコア90台のアマチュアゴルファーの試打評価、感想です。
外観
バックフェース
すっきりした外観でステルスアイアンとのデザインの統一性が感じられます。
ソールの外観。
テーラーメイドお馴染みの貫通型スピードポケットが搭載されています。
ソールの真ん中にウェイトがついていて低重心設計が感じられます。
フェース面。
横方向からの眺め。
トップブレードは厚め。ボディ全体の厚みも強いです。
地面にソールしてみると、バックフェースが後方に伸びているのが確認できます。
個人的にはこのバックフェースの大きさは安心感があります。
グースが入っていてしっかりとボールをつかまえてくれそうな雰囲気。
トップブレードの厚みも目に入ってきて全体的には安心感が強い外観でした。
振り抜き感、打感・打音
シャフトは純正のTENSEI SILVER TM70 HY TMオリジナルカーボン2022で、フレックスはSとなります。
クラブ全体の重量感は比較的軽め!
ヘッドがかなり軽量化されている印象でカーボンシャフトとのバランスはとても良いと感じました。
ワッグルしてみるとシャフトはしっかりとした印象。
素振りをしてみると、ヘッドの動きにシャフトがしっかりと応えてくれ軽快に振り抜くことができました。
打ってみて感じたのはボールのつぶれ感と軽快な弾き感!
ステルスアイアンと似ている打感でしたが、もう少し手ごたえのある打感でした。
打音は「カシッ」という乾いた軽やかな音。爽快で気持ちいい音でした。
球の上がりやすさ、寛容性
#4でロフト角22°のアイアン型ユーティリティーですので球の上がりやすさには不安がありましたが、思っていたよりは高弾道でした。
打ち出しでは角度はあまりつかず、途中から少しだけ球を持ち上げてくれます。
ただ、ウッド型ユーティリティーと比較すればやはり弾道は低いです。
弾道自体は強めで「風に負けない強弾道!」という雰囲気でした。
ミスヒットへの寛容性はそこそこといったところ。
貫通型スピードポケットの恩恵だと思いますが、打点ブレには比較的強く特にフェース下部ヒットに対する寛容性は高いです。
ただ、フェース長がややコンパクトであることやシャフトの長さを考慮すると、やはり簡単なクラブではないです。
直進性は高いです。
意図的に球を操っていくクラブではないと思いますし、実際の弾道もほとんどまっすぐの球しか出ませんでした。
飛距離は私のヘッドスピード (ドライバ-で40 m/s前後)でキャリー160ヤードくらい。
低スピンで弾道が力強いのでランで10-15ヤード程は稼げそうです。
個人的にはもう少し飛距離性能は欲しかったな・・というところ。
総評
まず感じたのは、「難しい」部類に入るクラブだな、ということ。
ヘッドがそこそこコンパクトでシャフト長が結構長い。いわゆるロングアイアンに該当するクラブとなります。
ヘッドに様々なテクノロジーが加えられているのでまっさらなロングアイアンよりはずっとやさしいですが、そこを差し引いてもやはり難しい。
どうしても”力み”が入ってしまうことが多くなり、実際のコースで打ちこなせる自信はあまり湧いてきませんでした。
という訳で、販売がセレクトフィットストア限定となるのは納得です。
これだけウッド型ユーティリティーが発達している現代では使い手はかなり限定されると思います。
対象となるのは、ロングアイアン (#3や#4)をやさしく打ちたい、でもウッド型ユーティリティーはちょっと好みではない・・というゴルファー。
ヘッドスピードは最低42m/s以上は必要かな・・と思います。
かなり使い手を選ぶクラブであることは間違いありません。
好印象だったのはヘッドの軽量感と軽快な振り抜き感!
メーカーの説明ではSpeedFoam Airという素材で前作比69%の軽量化に成功しているとのことで、テクノロジーの進化によって「扱いやすさ」は間違いなく向上している印象。
やさしくロングアイアンを打ちたいというゴルファーに「ピタリとハマる」可能性を秘めているクラブだと思います。
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