スリクソン ZX5 Mk II アイアンを試打した感想は・・
- 全方位にバランスよく高レベルな、セミアスリートアイアン!
- 高初速で高い飛距離性能!弾道の高さも秀逸!
- 平均スコア80前後~90台前半のゴルファーが対象!100切り達成後のアイアン買い替えにもお勧め!
ダンロップ スリクソン ZX5 Mk II アイアン
Mk II シリーズは、アイアンは3機種(ZX7、ZX5、ZX4)構成!
シリーズのコンセプトは「FAST AND PURE (早く、ピュアに)」となっていて、初速と打感へのこだわりが感じられます。
今回試打したZX5 Mk II アイアンは、“中間”に位置するモデル。「バランスの取れたオールマイティアイアン」がコンセプトとなっています! どのようにバランスを整えてきたのか、興味深く試打してみました。
結論から言うと、「バランスの取れたオールマイティアイアン」をしっかりと実現化! 完成度の高いアイアンであると感じました!
外観
「MAINFRAME Mk II」というバックフェースのテクノロジーが特徴!これにより、大きな飛距離と正確性が実現しています。
デザインは、シンプルながらメカニカルな要素も入っています!個人的には、クールでかっこいいと思いました!
ソールには「TOUR V.T. SOLE」を搭載!インパクト時の抜けの良さは、秀逸でした!
フェース面。ややトゥが立っている印象でした。
横方向からの外観。スリムなボディで、いかにもセミアスリートといった雰囲気! がっちり低重心ではなく、操作性も残されていそうな外観でした。
フェースの大きさはセミラージサイズ!大きすぎず小さすぎずで、程よい大きさだと思いました。
トップブレードも厚すぎず薄すぎず、ちょうどいい感じ。若干のグースが入っていて、そこそこつかまえてくれそうだな・・という印象でした。
フェースの向きは、ターゲットに向けてほぼスクエア。気持ち、つかまえ気味といったところでした。
フェースの大きさの「ちょうどいい感」もあり、とても構えやすかったです。
振り抜き感、打感・打音
シャフトはN.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST スチールシャフト、フレックスはSでした。
全体的な重量感は、やや重め。
シャフトはしっかりしていて、今どきの軽硬シャフトらしい雰囲気が満載。素振りでもしなりをほとんど感じることができず、やや手ごわさを感じました。
打感は、フェース上でのボールのつぶれ感と軽快な弾き感が共存!ボールのつぶれ感が勝っていて、手に残る感触はしっとり感が強かったです。球離れの早さを感じさせる軽快な弾き感もあって、後味はさわやかでした。
打音も、乾いた「パシッ」という音で、問題なし。打感、打音ともに、満足度の高いものでした。
弾道、寛容性、飛距離
試打クラブはロフト角の31°の#7でした。
弾道は、ロフト角31°としては結構高い!打ち出しから高く出て、そのまま直線的に高さを出していく球筋でした。
スピン量は少なめで、「めくれる」という弾道ではなかったです。このあたりが、シャフトも含めて昨今のアイアンらしいなと思いました。
寛容性はまあまあといったところ。アスリートモデルらしく、極端なやさしさまではなかったです。それでも、そこそこのミスヒットは十分にカバーしてくれました。
操作性は残されていました。安定感を伴った操作性といった雰囲気で、ピーキーさは全くありませんでした。このあたりのさじ加減は、さすがセミアスリートモデルといったところ。
飛距離性能は、高かったです。飛び系アイアンではないものの、初速性能の高さで飛距離を稼いでくれる印象。#7アイアンで、キャリー150ヤード前後 (HS40m/s前後)が安定して出ていました。
総評
一言で表現するならば「全方位にバランスよくまとまっている、高レベルなセミアスリートアイアン」です!
セミアスリートゴルファーにとって、「丁度いい」要素が高次元で詰まっていると感じました。
フェースの大きさ、構えた時の安心感、飛距離性能、弾道、寛容性、操作性・・いずれの要素も、過不足なくしっかりと作り込まれていました。
欠点は、ほとんどありません。
が、あえて挙げるとすればほんの少しフェースが大きいかな・・。個人的にはいいサイズ感でしたが、「大きい」と感じるゴルファーはいるはずです。
またシャフトはかなりがっちり目で、扱いづらさを感じる方もいると思います。カーボンシャフトも用意されており、個人的にはこちらも気になるところでした。
対象となるのは、平均スコア80前後~90台前半のゴルファー!また、100切りを機にアイアンをチェンジしたい!という方にも是非お勧めしてみたいです!
個人的にも、とても気になるクラブ!来年のGDOトライショットでの購入候補として、間違いなくリストアップされるアイアンです!