ゼクシオ エックス アイアン (2024) 評価 「やさしさ」と「鋭い切れ味」が両立!

ゼクシオ エックス アイアン (2024)

こんな方におすすめ!

  • やさしさを兼ね備えた切れ味鋭いアスリートモデルアイアンが欲しい!

総合評価 8.7点/10点満点

  • 飛距離性能 8.5点
  • 球の上がりやすさ 8.5点
  • 直進性 8.5点
  • 寛容性 8.5点
  • 構えやすさ 9点
  • 打感、打音 9点

ゼクシオ エックス アイアン (2024)を試打した感想は・・

  1. 「やさしさ」と「クラシカルなアイアンらしさ」がバランスよくまとまっている、アスリートモデルアイアン!
  2. セミラージサイズでミスヒットに強く飛距離性能も高い
  3. クラシカルなアイアンらしさが際立つ高弾道が魅力重厚な打感と打音も素晴らしい

ゼクシオ エックス アイアン (2024)

13代目となるゼクシオ シリーズのアスリートモデルとなるのが、今回試打したゼクシオ エックス アイアン (2024)

特徴としては、さらなる低重心化を実現した「3ピース鍛造フェース設計」と、芯を広げて飛ばす「MAIN FRAME (メインフレーム)」!また、「大きめで安心感がありながらシャープさと操作性を感じるヘッド形状」とのことで、顔つきに対する並々ならぬこだわりも感じられます。

(詳細については、メーカーホームページをご確認ください)

メーカーの意図したこれらの特徴がどのように実現化しているのか?興味深く試打してみました!

外観

ゼクシオ エックス アイアン (2024)

バックフェースには、余計な配色はなし。シンプルなアスリートモデルらしいデザインで、かっこいいと思いました!

 

ゼクシオ エックス アイアン (2024) ソール

ソール幅はやや広めで、安心感がありました。

V字形上のソールとなる「Vソール」となっていて、様々なショットで抜けが向上しているとのことです。

 

ゼクシオ エックス アイアン (2024) フェース

フェースはややトゥが高いかなという印象でした。

メーカー説明では、ネック周りを落としてトゥ側の頂点と直線的なコントラストをつけることで、すっきりとした印象で構えやすくなっているとのことです。

フェースには「高強度HT1770スチール鍛造フェース」が採用され、弾き感の中にも心地よい打球感が実現されています。

 

ゼクシオ エックス アイアン (2024) ボディ

横方向からの外観。ソールがV字形状となっているのが、はっきり確認できます。

厚みがありながらクラシカルなアイアンを彷彿とさせるボディで、とてもかっこいい!

 

ゼクシオ エックス アイアン (2024) ネック

ネック部分の外観。

 

ゼクシオ エックス アイアン (2024) トップブレード

ブレード長は、やや大きめ。トップブレードは厚みがありました。グースも若干入っています

いわゆるセミラージサイズのアイアンですが、上からの眺めでは大きな違和感は感じなかったです。いろいろ計算されて設計されているんだろうな・・という絶妙な顔つきだと思いました。

 

ゼクシオ エックス アイアン (2024) アドレス

アドレスしてみると、フェースはターゲットに向けてスクエアグースの入りは少なめで、程よくつかまえてくれそうだなという印象でした。

ヘッドの座りは良好!ビシッと構えることができました

振り抜き感、打感・打音

シャフトは純正カーボンとなるMiyazaki AX-3 カーボンシャフト、フレックスはSでした。

ゼクシオ エックス アイアン (2024) シャフト

持ってみた重量感は適正~やや軽め。個人的には扱いやすさを感じる、「ちょうどいい」重量感でした。

ワッグルしてみると、シャフトは結構しっかり目!ほとんどしなりは感じませんでした。

素振りをしても、しなりをほとんど感じず。ラージサイズのヘッドをしっかりと制御してくれるシャフトで、シャキッと軽快に振り抜くことができました

 

打感は、一言で言えば「分厚い」!インパクトの瞬間にボールがガシッとフェースに乗り、ぐっとフェースがたわむ感触がありました。ボールのつぶれ感もしっかりと感じられ、とにかく重厚手に残る感触はとても気持ちよかったです。

打音は「ブシッ」という低音で乾いた音。分厚い打感にマッチした太めの音で、こちらも好感触でした。

弾道、寛容性、飛距離性能

試打したのは、ロフト角28.5°の#7でした。ロフト角としては「飛び系」に分類されるアイアンです。

弾道は、高かったです。打ち出しからロフト角以上に高く上がり、少しだけスピンが入って上昇する軌道いわゆる「アイアンらしい」弾道!決して、低スピンで「ぶっ飛び」の弾道ではなかったです。

 

つかまりに関しては、しっかりとした「つかまり感」がありました。私のスイングでは、打ち出しからやや左に出てドロー気味に進んでいく弾道。左が怖いほどの極端なつかまりではなかったですが、傾向としてはつかまりはやや強めだと思いました。

 

ミスヒットに対する寛容性は、高かったです。やや大きめのオフセンターであれば、しっかりと弾き飛ばしてくれました。セミラージサイズアイアンの特性を生かした寛容性が、十分に発揮されているなと思いました。

 

飛距離性能は高かったです。HS 40m/s前後の筆者で、キャリー150~160ヤードでした。

飛び系アイアンとして考えれば、「ぶっ飛び」というほどの飛距離性能ではないです。それでも、これだけの「アイアンらしい」弾道でこれだけ飛んでくれれば、十分に合格点縦距離もばらつきが少なく安定していて、実戦で計算が立ちそうなアイアンだな・・と思いました。

総評

ゼクシオブランドのアスリートモデルとして、「やさしさ」と「クラシカルなアイアンらしさ」をバランスよくまとめてきたな!というのがまず感じたことです。

「ゼクシオ」というブランドでまず大事なことは”やさしさ”!セミラージサイズでミスヒットに強く、しっかりと飛距離も確保してくれるという性能からは、この“やさしさ”がしっかりと達成できていると思いました。

一方「アスリートモデル」としては、クラシカルなアイアンらしさが際立つ高弾道が魅力!グリーン着弾での安心感が感じられる「やわらかい」球筋は、実戦で大いに力を発揮してくれそう!また重厚な打感と打音も魅力的でした。

 

対象となるのは、アベレージからセミアスリートゴルファー!スコアは80台後半~100前後あたりかと思います。

バリバリのアスリートモデルほどの、シビアさや難しさは決してありません。“ノーマル”ゼクシオアイアンまでのやさしさは要らなくて、アイアンにもう少しシャープさが欲しいという方が、最も適していると考えました。

 

個人的には、打感と弾道の高さがとにかく素晴らしいと感じました。個人的にも購入候補となりそうな、素晴らしい出来になっています!多くの方に「是非一度打ってみて!」とお勧めしたいモデルです!

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