こんな方におすすめ！
- 「扱いやすい」フェアウェイウッドを求めるアスリートゴルファー！
- ZX Mk II シリーズとしての統一感を出したい！
総合評価 7.6点/10点満点
- 飛距離性能 8.5点
- 操作性 7.5点
- 寛容性 8点
- 弾道の強さ 7点
- 構えやすさ 8点
- 打感、打音 6.5点
スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッドを試打した感想は・・
- 扱いやすさを持ちつつ、高い飛距離性能と安定した弾道を実現しているアスリート向けFW！
- 大き目の投影面積でオートマチック感が強く、ミスヒットへの寛容性も高い！
- アスリート向けFWにはやや不似合いな、軽めの重量感や軽快な打感が特徴的か・・
ダンロップ スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド
2022年11月に発売開始されたZX Mk II シリーズのFWが、今回試打したZX Mk II フェアウェイウッド ！
コンセプトは、「さらに進化したREBOUND FRAME Mk IIがスリクソン史上最大のボールスピードを実現」「大きな飛距離と高弾道でしっかり狙える」となっています。
アスリート向け激飛びモデル ZX5 Mk IIドライバーのFWとして、どれくらいの飛距離性能を有しているのか？興味深く試打してみました。
外観
ソールのデザインはZX Mk IIシリーズとしての統一感があって、かっこいい！
やさしさくボールをひろい上げてくれそうな、シャロ―フェース！
ボディは薄めで、平べったい！
後方からの眺め。
ネックにはロフト角・ライ角調整機能は搭載されていませんでした。
クラウンは、反射を抑えたマット仕上げ！しっとりとした色合いで、親しみの持てるカラーリングでした。後方へのストレッチが大きく、投影面積も大きい！
アドレスすると、フェースの向きはターゲットに対してほぼスクエア。平べったくて低重心のボディらしく、ヘッドの座りは良好でした。
投影面積の大きさもあり、アドレスではグッドショットがイメージできました。
振り抜き感、打感・打音
シャフトは純正のDiamana ZX-II 50 カーボンシャフト、フレックスはSでした。
手に取ってみた重量感は、アスリートモデルのFWとしてはやや軽め。
ワッグルしてみると、そこそこのシャフトのしなりを感じることができました。パワーヒッターにとっては、やや物足りないかも・・という雰囲気。
素振りでもダウンスイングの途中からインパクトで、しなりを感じました。アスリートモデルとしては、もう少しシャキッと振り抜けるシャフトの硬さが望ましいかな・・と思いました。
打ってみてまず感じたのは、弾き感が中心の軽快な打感！ボールの芯を打ち抜く「手ごたえ」も、わずかに感じることができました。
打音は「カチッ」というやや高めの音。音量自体は控えめで、軽快な打感にマッチした音だと思いました。
弾道、寛容性、飛距離性能
試打クラブはロフト角18°の#5でした。
弾道の高さは、中～やや高め。ロフト角なりに打ち出して、最高到達点の手前で若干高めに上昇する軌道でした。
スピン量を徹底的に低減しているような弾道ではなく、ややめくれるような球筋。#5 FWとしては、グリーン着弾も考慮された設計になっているなと思いました。
大き目のヘッドらしく、オートマチック感は高かったです。操作性は、ごくわずかにあるかもしれないな・・という程度でした。
寛容性は、高いと感じました。アスリート向けFWとしては、かなり打点ブレをカバーしてくれるモデルです。
極端なヒールヒットでも、大けがにならない！実戦でも大いに助けられそうだな・・と思いました。
飛距離性能は、まあまあかな・・といったところ。めくれ上がるような弾道でしたが、キャリーでしっかり稼いでくれているのが印象的でした。
HS 40m/s前後の筆者で、キャリー170～180ヤード、トータルで190ヤード前後。グリーン着弾も考慮された球筋としては十分な飛距離性能で、このクラブの総合力の高さを実感しました。
総評
アスリートモデルに不似合いな「軽さ」は気になるものの、安定した弾道と高い飛距離性能に納得！というのが強く感じたことでした。
対象はZX Mk IIシリーズでの統一感を出したいゴルファーだと思います。
アスリートモデルに分類されるFWではありますが、軽量であるためパワーのある上級者では持て余してしまいそう・・。
アベレージも視野に入ってきそうですが、「やさしい」クラブではないので上達志向は必要だと思いました。
個人的には、これだけのアスリートモデルFWであれば、外国ブランドを選んでしまいそう。
ただ扱いやすさという点を重視するのであれば、今回のZX Mk II フェアウェイウッド、俄然注目していいクラブだと思いました。
