ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) 高次元でバランスよくまとまっているUT!

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024)

こんな方におすすめ!

  • 本格的なアスリートモデルUTとして、あらゆる性能をバランスよく備えているモデルが欲しい!

総合評価 8.5点/10点満点

  • 直進性 9点
  • 弾道の高さ 8.5点
  • 構えやすさ 8点
  • 打感、打音 8点
  • 飛距離性能 9点
  • 寛容性 8.5点

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024)を試打した感想は・・

  1. 高い飛距離性能適正なスピン量寛容性といったUTに求められる性能がいずれも高次元でバランスよくまとまっている
  2. 飛距離を稼ぎつつグリーンも狙える、実戦で重宝される一本

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024)

今回試打したゼクシオ エックス ハイブリッド (2024)!は、12月9日に発売が開始されたゼクシオ 13 シリーズのアスリートモデルUT!REBOUND FRAMEやActivWingといったゼクシオシリーズお馴染みの技術がしっかりと搭載されており、ダンロップの最新技術が詰め込まれた一本になっています。

アスリートモデルUTとしてどのような性能を発揮しているのか?興味深く試打してみました!

外観

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024)

ソールの外観は、ゼクシオ エックス フェアウェイウッドと統一された、すっきりとしたデザインでした。

 

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) フェース

フェースにはドライバーやフェアウェイウッド同様に、新技術BiFLEX FACEが搭載されています!

ウッド型UTとなりますが、厚みがそこそこあるディープなフェースだと思いました。

 

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) ボディ

横方向からの外観。塊感が強く、アスリートモデルらしい雰囲気が漂っていました。

 

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) 後方

後方からの眺め。

 

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) ネック

ネックは接着式となっていました。

 

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) クラウン

クラウンは黒一色の鏡面仕上げ。

フェース長はそこそこあるものの、投影面積は小さめアスリートモデルらしい、精悍な顔つきでした。

 

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) アドレス

アドレスしてみるとフェースはターゲット方向に対してスクエアで、ヘッドの座りも良好!やや難しさも感じる外観で、しっかり打ち込まないとな・・と感じる緊張感のある顔つきでした。

振り抜き感、打感・打音

シャフトは純正となるMiyazaki AX-3 カーボンシャフト、フレックスはSでした。

ゼクシオ エックス ハイブリッド (2024) シャフト

手に取ってみた重量感は、適正~やや重め。アスリートモデルらしい、がっしりとした重量感でした。

ワッグルしてみると、シャフトはしっかり目!素振りをしても余計なしなりを感じず、すっきりと軽快に振り抜くことができました。

 

打感は、弾き感が中心ながら、ボールのノリ感もしっかりと感じられるもの!インパクトでフェースがしっかりとたわんでボールを押し出す感触が感じられ、軽快ながらもしっかりとした手ごたえのある打感は好印象でした。

打音はやや高めの「ビシッ」という音。耳障りになるような音ではなく、手ごたえのある打感にマッチした良音でした。

弾道、寛容性、飛距離性能

試打クラブはロフト角20°の#4でした。

弾道の高さは、やや高めかな・・といったところ。ロフト角なりに打ち出して、そのまま棒玉状に飛んでいく球筋でした。スピンは若干入っているかな・・という雰囲気。個人的には、“ふけ上がらず、ドロップせず”のちょうどいいスピン量という印象でした。

 

左右については、過剰な「つかまり」はほとんどなかったです。基本的には狙った方向にまっすぐと打ち出す軌道で、そのニュートラルな方向性はさすがアスリートモデルだなといった印象でした。

操作性については、少な目。オートマチックにターゲットをまっすぐ狙うという球筋で、その素直さが個人的にはとても好印象でした。

 

ミスヒットに対する寛容性は、比較的高かったです。大き目のオフセンターでも、コース内に残してくれるカバー力がしっかりと備わっていて、アスリートモデルとしては十分な寛容性があると考えました。

 

飛距離性能は、高かったです。球の高さも出つつ弾道自体の力強さがしっかりとあり、キャリーでの高い飛距離性能が確認できました。HS 40m/s前後の筆者でキャリー170ヤード前後といったところ。#4のハイブリッドとしては、十分な飛距離性能だと思いました。

総評

適正なスピン量と弾道の高さ、十分な飛距離性能、ミスヒットに対する高い寛容性・・いずれもバランスよく高次元でまとまっている素晴らしいUTです!

外観では緊張感を感じるものの、打ってみると意外にも扱いやすいといった点が魅力的。また、飛距離を稼ぎつつグリーンも狙えるUTとして、かなり重宝しそうだなという印象でした。突出した個性はないものの、逆にそのバランスの良さがいい方向に出ている「絶妙な」作りになっている一本と言っていいと思います。

 

対象は、扱いやすいアスリートモデルUTを求める中~上級者。とにかくバランスよくまとまっているので、振りきれるという方であれば100切り前後の方でも問題ないかもしれません。とはいえ、ある程度のダウンブロー気味のスイングも求められますので、相応のスイング技術も必要だと考えました。

 

ゼクシオシリーズのアスリートモデルとして、十二分にそのコンセプトが体現できている一本です!個人的にも、高次元でバランスよくまとまっているUTとして本作は購入対象かなと考えています。多くの方、特にアスリートを自認する方には特にお勧めです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です