ゼクシオ 13 ドライバー 評価 「真」の日本人アマチュア向けドライバー!

ゼクシオ 13 ドライバー

こんな方におすすめ!

  • 高い弾道で、キャリーでの飛距離を伸ばしたい!
  • 取り回しの良いドライバーが欲しいが、弾道の安定感ももちろん必要!

総合評価 8.7/10点満点

  • 飛距離性能 8点
  • 球の上がりやすさ 9点
  • 直進性 8.5点
  • ミスヒットに対する寛容性 9点
  • 打感、打音 8.5点
  • 扱いやすさ 9点

ゼクシオ 13 ドライバーを試打した感想は・・

  1. 高い軌道で、キャリーでの飛距離を伸ばせるドライバー!
  2. 重厚感が加わった打感と、力強さを印象付ける音色が加わった打音が気持ちいい!
  3. 13代目となる本作も、多くのアマチュアゴルファーにとって「間違いなし」!

ゼクシオ 13 ドライバー

2023年12月9日にダンロップから発売予定となっているのが、シリーズとしては13代目となるゼクシオ 13 ドライバー

ゼクシオと言えば、日本を代表するゴルフクラブとしてその確固たる地位を築いていると言っても過言ではない鉄板ブランド!ショップの店員さんの「ゼクシオを買っておけば間違いないです!」というアドバイスも、もはや定番ともいえますね!

 

13代目となる今作のコンセプトは「”新”技術CiFLEX FACEと、”進”化技術New ActiveWingが、”芯”をとらえる驚異の飛びを実現した」!

新、進、芯と、「シン」の文字にこだわったコンセプトとなっており、昨今の「シン」ブームに乗った感も否めないですが (笑)、果たしてどのような性能を発揮しているのか?

興味深く試打してみました。

外観

ゼクシオ 13 ドライバー ヘッドカバー

ヘッドカバー。男らしい精悍なデザインで、所有満足感は高いと思いました。

 

ゼクシオ 13 ドライバー

ソールは直線を基調としたメカニカルなデザイン! 後方のややヒール側にウェイトが装着されていて、つかまりの良さが感じられました。

 

ゼクシオ 13 ドライバー フェース

フェースは若干シャローだと思いました。

フェースのトゥサイドからヒールサイドにかけて外周部の剛性を最適化した「BiFLEX FACE」を採用。トゥサイドはボディのたわみ、ヒールサイドはフェースのたわみで初速をアップさせているとのことです。

平たく言えば、高初速エリアを拡大しオフセンターショットでの寛容性を高めている新技術

 

ゼクシオ 13 ドライバー ボディ

横からの眺め。後方にストレッチしていて、低重心な印象でした。

 

ゼクシオ 13 ドライバー 後方

後方からの眺め。

 

ゼクシオ 13 ドライバー ネック

ネックは接着式となっていました。

 

クラウンは黒一色の鏡面仕上げ!丸みを帯びたフォルムですが、投影面積は極端に大きいということははなかったです。

ヒール側の「ActiveWing」は、2段式に進化し表面積が増加! ダウンスイング前半ではヘッドの挙動が安定するテクノロジーがパワーアップし、ダウンスイング後半~インパクト時にはフェース角や打点が安定化してスピードに乗ったインパクトの実現に貢献するとのことです。

 

ゼクシオ 13 ドライバー アドレス

アドレスしてみると、フェースの向きはターゲットに対してスクエアでした!

投影面積はそこそこでしたが、鈍重までは感じませんでした。安心感があると同時に取り回しの良さも感じられる、絶妙な顔つきだと思いました。

ゼクシオ 13 ドライバー (1W ロフト10.5度)ゼクシオ MP1300

振り抜き感、打感・打音

ゼクシオ 13 ドライバー シャフト1

ゼクシオ 13 ドライバー シャフト2

シャフトは純正となるMP 1300、フレックスはSRでした。

全体的な重量感は、標準~やや軽めといったところ。前作に比べると、やや重量感が増したかな・・という印象でした。

ワッグルしてみると、シャフトのしなりはそこそこ。フレックスはSRでしたが、グニャグニャで頼りないというシャフトではなかったです。

素振りをしてみても、若干のしなりを感じながら軽快に振り抜くことができました。ActiveWingの空力効果もあったのかな・・という雰囲気。

スイング中のヘッドの位置が分かりやすく、ヘッドとシャフトのバランスも良好だと思いました。

 

打感は、弾き感が中心ながらボールのつぶれ感も感じられる複雑なもの

瞬間的にボールをつぶし、球離れ早く弾き飛ばすといった雰囲気。軽やかさよりというよりは重厚さを感じる打感で、好印象でした。

打音はしっかり目の「ビシュ」という音。爽やかで甲高くだった従来の「ゼクシオサウンド」の雰囲気も残しつつ、力強さも印象付ける音色が加わっていました。こちらもとてもいい音だと思いました。

弾道、寛容性、飛距離

ロフト角10.5°のモデルとなります。

弾道は高い!弾道の途中で、ふけあがるように上昇! 近年の低スピンを追求している他モデルとは一線を画しスピンを多めに入れて高さを出していく特性のヘッドだなと思いました。

 

つかまりは、かなりいいです。取り回しよくヘッドが“返ってくる”振り抜き感で、打ち出しからやや左に出てドローボールを作ってくれました。

左が怖い方にはちょっと厳しいかもしれませんが、スライスに悩んでいる方にとっては「ちょうどいい」つかまり感を演出できていると考えました。

 

ヘッドが決まった軌道をトレースするようなオートマチック感はあるものの、極端なものではなかったです。

高慣性モーメントが働いて振り抜き感が鈍重になるというよりは、くるくると取り回しよくヘッドが動く印象

かといって、ピーキーになったりスライスやフックが出るような弾道の不安定感が出るようなことはなかったです。絶妙な取り回し感で、とても扱いやすかったです。

 

寛容性は高め。多少のミスヒットはもちろんのこと、大きめのオフセンターでもコース内に残してくれるカバー力は素晴らしいなと思いました。

 

飛距離性能はそこそこかな・・。キャリーで180~190ヤード。トータルで200ヤード前後といったところでした。

正直、ふけあがりによる飛距離ロスがあったかなという印象。それでも、スピンを入れてキャリーを稼いでいくというヘッドの特性上ある程度仕方ないかな・・と思いました。

総評

スピン過多による飛距離ロスのリスクを承知の上で、高い軌道でキャリーでの飛距離を伸ばしていこう!という意図を強く感じる出来になっているなと思いました。

近年の低スピンを追求したドライバーづくりとは、確実に距離を取っています。アマチュアゴルファーにとってどんなドライバーショットが最善なのかを考えた結果と推定しますが、他モデルの極端なまでのスピン量低減にやや辟易していた筆者にとっては、この方向性は間違っていないと思いました。

とにかく球が高く上がってくれるという安心感はとても貴重で、本当に実戦で活躍してくれるのはこういったドライバーだろうな・・と思いました。

 

対象となるのは、もちろんアマチュアゴルファー

ヘッドスピードは42m/sくらいが限界かな・・。それ以上の方であれば、さすがにふけあがりすぎてパワーロスがもったいない結果になりそうです。

逆に、ヘッドスピード35m/sくらいあれば、十分にこのドライバーの特性を生かしきれそうだなと思いました。

 

他のドライバーとは一線を画した、「我が道を行く」感までも感じられるドライバーだと思いました。

多くの日本人アマチュアに訴求する要素が詰め込まれたドライバー!13代目も間違いない出来になっています

ゼクシオ 13 ドライバー (1W ロフト10.5度)ゼクシオ MP1300

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