試打した感想は・・
- 弾道の安定感、ミスヒットに対する寛容性が特に優れているドライバー!
- プラス10ヤードの飛距離アップも見込める高い飛距離性能!
ヤマハ インプレス ドライブスター ドライバー
2022年秋のヤマハの新作がドライブスター シリーズ!今回はドライバーを試打してみました。
コンセプトは、「シャープな顔で、圧倒的な飛びと直進性」。メーカーの意図した性能が実現できているか?アベレージゴルファーの目線で試打してみました。
外観
ソールの外観。すっきりとした、爽やかなデザインでした。
フェース面。結構なディープフェースだと思いました。
肉厚でパワフルなボディ。
後方からの眺め。
ネック部分。カチャカチャ機能は搭載されていません。
メーカーが売りにしている「イイ顔」が、しっかりと表現されています!フェースの向きは、ターゲットよりやや左を向くいわゆる「つかまり顔」でした。
振り抜き感、打感・打音
シャフトは純正のSPEEDER NX for Yamaha M423d、フレックスはSRでした。
クラブ全体が、かなり軽い!ワッグルでのしなりは大き目でしたが、ヘッドとシャフトの相性が良いためか、素振りでは軽快に振り抜くことができました。
打ってみて驚いたのが、甲高い打音!「パキャーン」という金属バットのような音で、練習場いっぱいに響き渡っていました。私がゴルフを始めた20年くらい前にはこのような音のドライバーがたくさんあったのですが、最近はあまりお目にかからなかったので「懐かしいな~」なんて思ってしまいました。
打感は硬く弾く感触の中に、ボールのつぶれ感が混在。おおむね悪くない打感でした。
弾道、寛容性、飛距離
試打クラブスはロフト角10.5°のモデルでした。
弾道の高さは中程度~やや高め!フルスイングでは高く上昇していましたが、ふけ上がるというよりは棒玉に近い力強い飛び方でした。
ヘッドスピードを落とすと、中程度の高さの理想的な弾道。いずれにしても、軽量なクラブの軽さからは想像しづらい、力強い弾道でした。
つかまりに関しては、個人的には若干強いかな・・と思いました。ハードヒッターであれば、「つかまり過ぎ」と感じてしまいそう。一方で、つかまり不足に悩む方にとってはこれくらいでちょうどよさそう・・というつかまり感でした。
ミスヒットに対する寛容性はかなり高いです!オフセンターでの散らばりや曲がりはかなり抑えられていて、少なくともコース内には生き残ってくれそうでした。この寛容性は特筆もので、競合するドライバーより一歩抜きん出ている印象でした。
飛距離はキャリーで200~210ヤード、ランも合わせると210~220ヤードでした。個人的にはこんなものかな・・という雰囲気。弾道の安定感を考えると、飛距離性能としては十分に満足できるものでした。
総評
弾道の安定感、ミスヒットに対する寛容性が特に優れているドライバーだと感じました。
安定感と引き換えに飛距離性能が落ちてしまうということがなかったのが印象的!実戦でしっかりと結果を残せるドライバーだな・・と思いました。
アベレージが難しいことを考えずに素直に打てば、安定した弾道でプラス10ヤードの飛距離アップも見込める・・。そんなイメージで、間違いないと思います。
ちょっと気になったのが打音!金属バットのような甲高い大きな音は、好みがはっきりと分かれると思います。
音響にこだわりのある「ヤマハ」というメーカーが作っている製品なのでこの音が正解なのかもしれません。ですが、個人的にはちょっと苦手な音でした・・。気になる方は、是非一度打って確認してみた方がいいと思います。
対象は、アベレージゴルファー。ティーショットを安定させてくれるので、特に100切りを目指している方にピッタリといえそうです。
とにかく楽に打てて、しっかりと結果を残せるドライバー!打音のために個人的には購入対象とはならなさそうですが、お勧めであることは間違いないです!
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