今回試打したのは、タイトリストのT100・S アイアンです!
試打クラブスペック:#7 (ロフト角 32°) シャフト:N.S.PRO MODUS3 TOUR 115
スコア平均90台のへっぽこゴルファーの試打感想ですので、ご配慮の上お読みください (笑)。
タイトリストT100S アイアン (2021)
外観
上から眺めるとかなりコンパクト。Cobra Pro MBアイアンといい勝負です。ソールはマッスルバックに比べればそれなりの厚さはありますが、一般的な中空やキャビティに比べればかなり薄いです。
びっくりしたのがトップブレード。めちゃ薄いです (笑)。思わず「うっす」と呟いてしまいました。トップブレードだけ見るとペラペラ感満載です (笑)。意図的に薄く見せているのだと思います。でも、このトップブレードのおかげでプレッシャー感は半端ない (笑)。まさにツアーモデル!といった感じ。
アベレージゴルファーが使いこなせる代物ではないですよ~というクラブの声が聞こえてきました (笑)。
打ってみた印象
シャフトはモーダス115。初めてでしたが、あまりいい印象はありませんでした (あくまで個人の印象です)。モーダス105みたいな軽量+固いシャフトといった印象でした。
105は個人的に苦手で、この115も私には難しい・・と感じました。しなりもあまり感じられませんでした。このあたりは好みもあるかもしれません。
打感はいいです。ボールのつぶれる感じもありました。ただし軟鉄で感じる分厚い打感とは違うかな。
打音は乾いた、いい音です。パシッと気持ちいい音がしました。
球の上がりやすさ、寛容性
球はそれなりに上がります。この手のアイアンなら、これくらいだろうな・・という高さです。
外観同様、直進性や安定性よりは操作性重視のアイアンです。
T200と比較すると、やはりスイングに敏感です。スイング結果に近い打球になります。左右、高さのバラツキもそれなりに出やすくて、私にはちょっときつい (笑)。
ただしマッスルバックよりは寛容性はありそうです。飛距離も私のヘッドスピードで130ヤード前後でした。色々な意味で620MB/CBとT200の中間になっているのではないかと考えます。
総評
対象となるユーザーは完全にアスリートがメインと思います。ハンデキャップひと桁は必要でしょう。
個人的には購入対象にはなりません。球を操る技術を持っていて操りたいという意志を持っている、でもマッスルほどのシビアさはちょっと・・という人に向けたアイアンでしょう。
とにかく印象に残っているのがトップブレードの薄さ。このペラペラした外観は本当にプレッシャー感満載でした (笑)。
T200アイアンとの差別化がはっきりしているなと感じました。その上でTシリーズ全体の流れも感じることができるのは、さすがタイトリスト!と思いました。個人的にはあまり興味はありませんが、コンボも可能だろうなと思います。
「マッスルバックとか、もう無理・・」と思っている私には、この手のアイアンはないなというのが正直なところ。でも私ごときが言うのもなんですが、いいアイアンであるのは間違いありません!
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