テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド “ツアー”に負けない弾道をやさしく打てる!

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド

こんな方におすすめ!

  • ツアーモデルと遜色ないFWショットをやさしく打ちたい!

総合評価: (8.1点/10点満点)

  • 扱いやすさ、振り抜き感:優
  • 打感・打音:良
  • 弾道の高さ:秀
  • 直進性:良
  • 寛容性:良
  • 飛距離性能:秀

(秀、優、良、可、不可 の5段階で各項目を評価)

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッドを試打した感想は・・

  1. ツアーモデルに匹敵する高い飛距離性能
  2. “標準”モデルとして、高弾道や「やさしさ」も兼ね備えた秀作FW

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド

2024年テーラーメイド新作となるQi10 シリーズのフェアウェイウッドは、3機種体制!今回試打したのは、「真ん中」の位置づけとなる”ノーマル” Qi10 フェアウェイウッドです!

従来モデルのステルス及びステルス2のFWは、多くのゴルファーがFWに求める性能をハイレベルに実現した素晴らしいモデルでした。Qi10となってどのように進化したのか?興味深く試打してみました!

外観

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド

ソールの形状は、テーラーメイドお馴染みのV スチール

バーナー ミニ ドライバーの「K-SOLE」に近い雰囲気も感じられ、抜けが良さそうだなという印象でした。

 

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド フェース

ツイストフェースも、当然搭載ています!フェースは、シャロ―過ぎずディープ過ぎずで、ちょうどよい太さだな・・と思いました。

 

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド ボディ

横方向からの外観。薄く平べったいボディで、ボールをやさしく拾い上げてくれそうな横顔でした。

 

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド 後方

後方からの眺め。

 

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド ネック

ネックは、接着式となっていました。「標準」モデルですので、そろそろカチャカチャ機能を搭載してもいいかも・・。

 

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド クラウン

クラウンは黒一色の鏡面仕上げ!ステルスシリーズと比較すると、引き締まった男前の顔つきになりました!

投影面積は標準~やや小さいかな・・。後方へ張り出してはいたものの、安心感を感じるほどの大きさではありませんでした。

 

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド アドレス

アドレスしてみると、ヘッドの座りは問題なし。フェースの向きはターゲット方向に対してスクエアで、とても構えやすかったです。

扱いやすさ、振り抜き感:優 (8.0点/10点満点)

シャフトは標準装着のDiamana BLUE TM50、フレックスはSでした。

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド シャフト

手に取ってみての重量感は、ほぼ適正。重すぎず軽すぎずで、個人的にはちょうどいい重量感でした。

ワッグルしてみると、概ねシャフトはしっかり目だなという印象。素振りをしてみると、切り返しからインパクトに欠けて「走り感」を感じました。シャフトがしっかりと仕事をしてくれる雰囲気で、軽快に振り抜くことができました

打感、打音:良 (7.0点/10点満点)

打感は、弾き感が中心“ツアー”で感じられた押し出し感は少な目で、どちらかというと軽快さが増している印象でした。

打音は「ピシっ」という、高めの控えめな音。軽快さが強調された、良音でした。

弾道の高さ:秀 (9.5点/10点満点)

試打クラブは、ロフト角18.0°の#5でした。5球を打っての弾道測定器 (スイングキャディ SC4)によるデータは、以下のとおりです。

テーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド 試打データ

弾道は高い高角度で打ち出し、ふけあがることなく一気に上昇していく弾道となっていました。

スピン量は3991rpmと、ほぼ理想的な値。最高到達点も24.5mで十分な高さ!個人的には5Wに求める高さや球筋が実現できていて、ほぼ理想的な弾道でした。

直進性:良 (7.5点/10点満点)

直進性は高かったです。操作性よりはオートマチック感が優先された作りでした。

それでも、「クラブにお任せ」というほどのオートマチック感ではなかったです。打ち手が、ある程度積極的に“働きかけて”いく必要はありそう。しっかりと振り抜けば、振った分だけ応えてくれるクラブになっていると思いました。

寛容性:良 (7.5点/10点満点)

寛容性は、そこそこかなといったところ。多少の打点ブレであれば、弾道の高さはやや低くなるものの、縦距離のロスを10ヤード程度に収めてくれました。

左右のブレも最小限!実戦でしっかりと助けてくれる寛容性を備えていると思いました。

飛距離性能:秀 (9.0点/10点満点)

飛距離性能は高い!キャリー186.9ヤード、トータル220.6ヤードで、“ツアー”とほとんど変わらない飛距離を叩き出していました。

ツアーほどの難しさはないのに、この飛距離はありがたい!また、これだけ高弾道でのぶっ飛び性能も、素晴らしいと思いました。

総評:優 (8.1点/10点満点)

理想的な弾道でしっかりと飛ばせるFWです!個人的には、2024年新作FWの暫定1位になりました!

「オートマチックでやさしい」というモデルではない点は、注意が必要かもしれません。打ち手がある程度、クラブに働きかけていくという「意思」は必要とされます。それでも、打ち手がクラブにしっかりと力を伝達すれば、素晴らしい弾道や高飛距離性能といった“結果”が返ってくる素晴らしいFWでした!

「ツアー程の難しさは困るが、いわゆるアベレージモデルでは飛距離や弾道に満足できない・・」という方には、是非お勧めです!

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