こんな方におすすめ!
- シンプルにやさしく、高い弾道で遠くまで飛ばしたい!
総合評価 8.2点/10点満点
- 飛距離性能 8点
- 球の上がりやすさ 8.5点
- 直進性 8点
- ミスヒットに対する寛容性 8.5点
- 打感、打音 8点
- 扱いやすさ 8点
プロギア LS ユーティリティ (2023)を試打した感想は・・
- 安定した高弾道と高い飛距離性能が、いかんなく発揮されているUT!
- 直進性が高く、ミスヒットに対する寛容性もとても高い!
- 楽に球が上がって飛距離も出せる、アベレージゴルファーにとっての“お助けクラブ”!
プロギア LS ユーティリティ (2023)
2023年5月19日から発売開始となっているのが、プロギア新作モデルLS シリーズ!
今回試打したLS ユーティリティは、LSドライバーやLS フェアウェイウッドからのつながりを重視した設計となっています。
コンセプトは「ゴルフをシンプルに、やさしく」「LSドライバーの飛びを大きく、確実につなぐ」「高く狙う、UT」!
飛距離性能や弾道の高さ、寛容性といった点に注目しながら、試打してみました。
外観
ソール前方に搭載されている溝が、「スラッシュグループ」!初速を上げ、打ち出し角度の抑制に貢献しているとのことです。
フェースにはCNCミルドフェースを搭載。フェース周辺部を薄肉化し、初速性能を高めた高精度の偏肉フェースとなっています。
横方向からの外観。「平べったさ」があって、ボールを持ち上げてくれそうな外観でした。
後方からの眺め。
ネック周辺。カチャカチャ (弾道調整機能)は搭載されていませんでした。
クラウンは黒一色の鏡面仕上げ!ちょっと眩しいかな・・と思いました。
フェース長が大きく、後方へのストレッチも十分! 投影面積はかなり大きめでした。
アドレスしてみると、フェースの向きはターゲット方向に対して左を向く「つかまり顔」! ヘッドの地面への座りは良好で、構えやすさに大きな問題はなかったです。
「大き目のヘッドでやさしく打てそう・・」という、安心感が感じられる外観でした。
振り抜き感、打感・打音
シャフトは純正カーボンのSPEEDER NX FOR PRGR、フレックスはSRでした。
手に取ってみての重量感は、適正~やや軽め。ワッグルしてみると、シャフトは結構しっかり目だなと思いました。
素振りでも余計なしなりを感じず、軽快に振り抜くことができました。ヘッドが重すぎるということもなく、シャフトとヘッドの相性は良好でした。
打感は弾き感が中心ながら、しっかり目の手ごたえが手に残りました。ボールのつぶれ感もあり、バランスの取れた打感だなと感じました。
打音は「ビシッ」という、やや高めの乾いた音。音量は控えめで、さわやかで気持ちのいい音でした。
弾道、寛容性、飛距離性能
試打クラブは、#5でロフト角26°。
弾道は、とても高い!ロフト角以上の角度で打ち出し、そのままグイグイ上がっていく弾道でした。
スピンが入るという雰囲気は、少な目。ヘッド性能で高角度で打ち出し、そのまま高く上昇していました。
つかまりについては若干強めかな・・という印象。オートマチック感が前面に出ていて、操作性はほとんどありませんでした。
直進性がとても高く、まっすぐの高弾道を連発することができました。
ミスヒットに対する寛容性は、とても高い! 少々のミスヒットはもちろん、大き目のミスもヘッド性能がカバーしてくれていました。
飛距離性能も、高かったです!ヘッドスピード40m/s前後の筆者で、キャリー160ヤード、トータルで170ヤード前後。
高弾道ながら飛距離ロスしておらず、素晴らしい飛距離性能だと思いました。
総評
安定した高弾道と高い飛距離性能がいかんなく発揮され、申し分ない出来になっています!
秀逸だったのが、ちょっと高すぎるかな・・と思ってしまうくらいの弾道の高さ! また、左右や縦のブレも少なく、弾道が終始安定していたのも好印象でした。
あえてネガティブな面を上げるとすれば、ヘッドの投影面積が大きいという点。シャープな顔つきが好みのゴルファーであれば、敬遠されてしまいそう。外観にこだわりのある方は、一度確認した方がよさそうだな・・と思いました。
対象は、もちろんアベレージゴルファー! 楽に球が上がって、しっかりと飛距離も出せる! アベレージゴルファーにとって、本当の意味でのお助けクラブになるUTです。
LS シリーズとして、ドライバーやFWからの「流れ」も感じられます。セット購入も、十分にありだと思いました。
エンジョイやシニアゴルファーにも、強い味方になってくれそうな一本! とにかくやさしいUTですので、気になる方は是非試打してみてください!