ゴルフ5春の大試打会 (2022年)で気になったクラブをショートレビューしてみたいと思います。
今回はPINGのi59アイアンです!
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※ これまでのゴルフクラブの試打評価は、こちら。
↑ 大試打会当日の様子
※ 10分間での短時間試打でしたので写真の掲載がないことをご容赦ください。
PING i59アイアン
PINGといえばフィッティング! ということで、気軽に試すにはちょっと敷居が高く、これまであまり試打したことはありませんでした。今回ブースが用意されていたので、せっかくだからと参加してみました。
スペック
PING i59アイアン #7 (ロフト角34°)
シャフト:N.S.PRO MODUS3 TOUR 115 (フレックスS)
外観
全体的な大きさはかなりコンパクト!トップブレードはかなり薄目! オフセットもほとんどなく、いかにも上級者が好みそうな外観でした。
TitleistのT100Sアイアンといい勝負の顔立ちでした。
振り抜き感、打感
素振りの第一印象は「シャフトはしっかりしているけど、重みはあまり感じずに軽快に振り抜けるな」というもの。
打ってみると、まず「抜け」が抜群に良かった! 練習場のマットですので芝とは違いますが、振り抜きのよさと相まって切れ味抜群でした。
打感もPINGへの先入観 (あまりよくないと思っていた)とは異なり、とても気持ちよかった!フェースに乗ってから軽快に弾く打感でしたが、しっかりとした手ごたえも残してくれる打感でした。
球の上がりやすさ、飛距離、寛容性
ロフト角34°ですので打ち出しから球は高く上がりました。最近の飛び系アイアンではイメージできていなかった高さが出ており、さすがツアーモデルといったところ。
ロフト角34°ですので飛距離が心配になるところですが、飛距離もかなり出ていました。
個人的には飛び系アイアンとほとんど変わらないか、5ヤードくらい落ちる程度。私のヘッドスピード (ドライバー40m/s程度)で150ヤードは間違いなく飛んでいました。
ミスヒットにもそこそこ寛容でした。お助けクラブほどではないものの、少々のミスヒットならカバーしてくれる寛容性も備えていました。
直進性も素晴らしかったです!短い試打でしたがスライスやフックはほとんどなかったです。インテンショナルに曲げてはいませんが、シンプルにプレイするにはほとんど問題なさそうでした。
総評
外観上は明らかに上級者向けのアイアンです。
アベレージゴルファーを自認している私にとっては「とても扱いきれないアイアンだろうな」と思って試打を開始しましたが、いい意味でかなり裏切られました。というか期待していなかっただけ、その性能に感動してしまいました。
特に良かった点は、振り抜き、地面からの「抜け」、打感。
また、ロフトが寝ている上級者向けアイアンでありながら飛距離がそこそこ出ることも素晴らしいと思いました。
シャフト (N.S.PRO MODUS3 TOUR 115)も素晴らしかったです。このシャフト、以前にT100Sアイアンで試打した時にはあまりいい印象はなかったのですが、今回は適切な重量感としっかり感が個人的にとても好印象でした。
とにかく素晴らしいアイアンだったのですが、難点はかなりの高額商品であること!定価で一本のお値段が税込み¥38,500 (スチール)。6本セットで税込み¥231,000! さすがに高すぎです・・。
値引きしてくれた見積もりもいただきましたが、それでも尋常ではないお値段でした・・。
対象になるのは中上級者。ツアーモデルですのでどちらかというと上級者向けのアイアンであることは間違いないです。
ただ、少なくとも練習場では思ったよりも難しくなかったです。実際のコースでその性能を発揮できるかは別としても、意外と打ててしまったことにびっくりしました。
ともかく食わず嫌いを反省させてくれる、とても勉強になる試打でした!
また、PINGのアイアンの性能の高さに感服しました! i210アイアンの後継もとても楽しみですね。