ピン i230 アイアン 評価 スイングの“基本”が要求される操作性重視のアイアン!

ピン i230 アイアンを試打した感想は・・

  1. 打ち手の意思が反映される、操作性重視のアイアン!
  2. 手ごたえのある打感が特徴!
  3. ダウンブロー長めのインパクトゾーンといった、スイングの“基本”が要求される!
  4. 上達志向の強いゴルファーや、スイングの安定した中上級者にお勧め!

ピン i230 アイアン

2023年1月19日に発売が予定されているのがピン i230 アイアンコンセプトは、「勝利に磨かれたアイアン」です!

「世界中のプロたちから圧倒的な信頼を集め、メジャーをはじめ多くのツアーを席巻した」i210アイアンの後継機種。「4年の歳月を経て、スピン性能、打感などすべての要素を向上させた」とのことで、各方面からの期待値もとても高いです。

ピンのアイアンとしては、中級~上級者向けという位置づけ。私のようなアベレージゴルファーには敷居の高いモデルですが、試打してみました。

外観

i230 アイアン バックフェース

バックフェースのデザインは、とにかくシンプル!余計な装飾はなく、「いかにもプロモデル!」といった外観! 単純に、とてもかっこいい!と思いました。

 

i230 アイアン ソール

ソール幅はちょっと狭いかな・・という印象滑らかにラウンドしていて、抜けはよさそうでした。

 

i230 アイアン フェース

フェース面。溝の本数を増やし、それぞれの溝の角度と間隔を最適化しているとのことです。

 

i230 アイアン ボディ

横方向からの外観。クラシカルなアイアン形状で、かっこいい!

多少の低重心も図られているようですが、どちらかというと「腰高」な印象でした。

i230 アイアン トップブレード

フェースの大きさは、コンパクトとセミラージサイズの中間といったところ。この大きさのアイアンとしては、トップブレードがやや厚めでした。

 

i230 アイアン アドレス

若干のグースが入っていて、程よくつかまえてくれそう。ヘッドサイズが安心感を感じるほどの大きさではなく、個人的にはややシビアそうだな・・という印象を持ちました。

振り抜き感、打感・打音

シャフトはスチールのN.S.PRO MODUS3 TOUR105、フレックスはSでした。

i230 アイアン シャフト

全体的な重量感は、適正~やや重め

ワッグルではシャフトのしなりをほとんど感じず。素振りでは、軽硬シャフトらしい振り心地でシャキッと軽快に振り抜くことができました。

 

打ってみて感じたのは、しっかりとした手ごたえのある打感!軟鉄一枚ものほどではないものの、「ズシっ」とした感触が手に伝わりました。

打音は「カシっ」という、乾いた音。打感、打音ともに、中上級者が好みそうな本格的なものだな・・と思いました。

弾道、寛容性、飛距離

試打クラブはロフト角33°の#7。クラシカルなアイアンのロフト角になります。

弾道は、ロフト角なりの高さテクノロジーの助けは最小限で、極端な高弾道にはなっていませんでした。

スピン量も思ったよりも入らないかな・・という印象。こちらは、シャフトの影響もあったのかなと思いました。

 

寛容性は、ややシビアかな・・といったところ。ミスヒットでは、その程度に準じた「結果」がしっかりと出ていました。若干のお助け要素はありましたが、その程度は少なかったです。

 

操作性は、かなり残されていました。意図的にボールを操っていけば、正直に答えてくれます。ピーキーという程ではありませんが、スイングにある程度敏感に反応する球筋になっていました。

 

飛距離性能は、クラシカルなアイアンどおりといったところ。#7アイアンで、キャリー130ヤード前後の飛距離でした (ドライバーヘッドスピード40m/s前後)。飛距離を追求するアイアンではないので、個人的には納得の飛距離性能でした。

総評

第一印象は、強い印象が残らないアイアンだな・・ということ。

まず、飛距離性能に特別感はない。ミスヒットへの寛容性も、決して高くないです。

近年のアイアンに備わっているお助け要素には、正直乏しい。ゴルファーの技量が、結果にシビアに反映されるアイアンだと思いました。

 

その上で、スイングに注意しながら試打を進めると、次第にいい打球が出てくるようになりました。

具体的には、ダウンブローを強めにすること、極端なくらい長めにインパクトゾーンを作ることを意識してみました。

ゴルフスイングの基本ですが、このような意識でやっと本モデルの良さが引き出せました。そして試打を終えた時には、印象がかなり変わっていました。

「このi230アイアンは、ゴルフの基本スイングを指導してくれる教師のようなアイアンだな・・」と。

 

対象は、上達志向の強い中級者と安定したスイングを持っている中上級者

上達志向の強いゴルファーには、スイングづくりのよき指導者となってくれるアイアンです。また、中上級者にとっては打ち手の意思を反映してくれる操作性の高いアイアンになります。

スイングの固まっていないアベレージゴルファーには、ちょっと厳しそう。最低、安定してスコア100切りができないと難しいだろうな‥というのが、正直な印象です。

 

分かりやすい性能を前面に押し出してくるモデルではないので、第一印象は正直パッとしません (笑)。長くじっくりと付き合っていけばじわじわと良さが分かってくる、そんなアイアンだと思いました。

試打する時は、時間の許す範囲でじっくりと打つことお勧めします!

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