ピン G710 アイアンを試打した感想は・・
- 飛距離性能と直進性に振り切ったアイアン!
- 大型ヘッドで安心感が高い!
- 高弾道でやさしく飛ばせる!ミスヒットへの寛容性も高い!
ピン G710 アイアン
G710アイアンはピンのアイアン6種類の中で、最も「やさしい」アイアンとなります。
コンセプトは、「飛び系なのに、ズルい」。「飛び系なのに、ミスに強い」「飛び系なのに、打感がいい」とのことで、寛容性と打感にもこだわってるとのことです。詳細については、ホームページをご確認ください!
発売からやや時間が経過したモデルとなりますが、試打してみました。
外観
バックフェース。黒一色で、精悍ですね!
ソール幅は広めです。
フェース面。溝の数は、特に多くはないようです。フェースのみがシルバー色となっていて、渋い!
横方向からの眺め。トップブレードはかなり厚め! ソールのラウンド (丸み)がしっかりとあって、「抜け」がよさそうだと思いました。
フェースは、かなり大きいです! ブラックですので引き締め色ですが、それでも大きかった! アイアン型ユーティリティとほとんど変わらないな・・という大きさでした。
フェースの向きは、ターゲットより左を向く「つかまえ顔」! グースもしっかりと入っているので、つかまり過ぎが心配になってしまう顔つきでした。
それでも、「これだけの大型ヘッドなら、まっすぐ飛ばしてくれそう」と感じる外観でした。
振り抜き感、打感・打音
シャフトはN.S.PRO 950GH neo、フレックスはSでした。
全体的な重量感は、かなり軽め。シャフトが軽量のものですが、ヘッド自体もかなり軽量化されていてるかなという雰囲気でした。
打ってみて感じたのは、弾き感の強い「硬質な」打感! 当たり負けしているような雑味が加わっていたのが、少し気になりました。
打音も、甲高い「パチン」という音。打感にはマッチしていましたがアイアンらしい音からは遠く、個人的には違和感のある音でした・・。
弾道、寛容性、飛距離
試打クラブはロフト角28°の#7でした。「飛び系」アイアンとしては極端ではないものの、“立っている”ロフト角となります!
弾道は、明らかに高い!打ち出しから高く上がって、ズドンと力強く飛んでいく印象でした。
スピン量が少なく、弾道は強め。明確に、飛距離性能を追求した飛び様だなと思いました。
寛容性は、かなり高いです。フェースのどこかに当たれば、しっかりと高弾道で飛ばす打球となっていました。
直進性は、言わずもがな高いです。というか、ほとんど曲がることはありませんでした。
その分、操作性についてはほとんどありません。まあ、このアイアンに操作性を求める人はあまりいないと思いますが・・。
飛距離性能は、かなり高めです。HS40m/s前後の筆者で、キャリー160ヤード前後でした。
高く上がってキャリーでの飛距離を伸ばしてくれるので、とても楽しかったです!
総評
「飛距離性能と直進性に完全に振り切ったアイアンだな・・」というのが第一印象です!特筆すべきは飛距離性能! 高弾道でキャリーの飛距離を稼いでくれるので、とにかく楽でした。
ちょっと気になったのは、打感・・。硬質な打感は、仕方ないかな。それでも、当たり負けするような感触には違和感を感じました。
インパクトの瞬間の、中空ヘッドの“たわみ”を感じたのかもしれません。打球への影響はありませんでしたが、個人的にはちょっと気になってしまいました。
外観については、ヘッドがやはり大きいです。シャープな見た目を好むゴルファーには、この大きさはちょっとキツイかな・・。
逆に、大型ヘッドに安心感を抱く方であれば、まさに“うってつけ”のアイアンになると思います。
対象は、飛距離と直進性を楽に手に入れたいアベレージゴルファー! 扱いやすくて高弾道で弾き飛ばしてくれるので、エンジョイゴルファーには特にお勧め!「とにかく“前に”ボールを運びたい・・」というゴルフ初心者も、ぜひ手に取ってほしいです。
全メーカーを見渡しても「やさしさ」に関しては上位を争うアイアン!次期モデルも気になるところですが、現モデルも“買い”でしょう!