キャロウェイ PARADYM MAX FASTドライバー 評価 軽さは正義だ!

こんな方におすすめ!

  • 軽量ドライバーで、思い切りフルスイングして飛ばしたい!

総合評価 8.6点/10点満点

  • 飛距離性能 7.5点
  • 球の上がりやすさ 9点
  • 直進性 8.5点
  • ミスヒットに対する寛容性 9点
  • 打感、打音 8点
  • 扱いやすさ 9.5点

PARADYM (パラダイム) MAX FASTドライバーを試打した感想は・・

  1. 軽快に振り抜ける「軽さ」が特筆もの!フルスイングが気持ちいい
  2. オートマチックにやさしく打てて、ミスヒットへの寛容性も高い
  3. パワーに不安があって軽量ドライバーの恩恵を感じたいゴルファーにお勧め!

キャロウェイ PARADYM MAX FASTドライバー

キャロウェイの2023年最新モデルPARADYMシリーズでは、ドライバーは4機種体制!今回のMAX FASTドライバーは、もっとも「やさしい」という位置づけです。

最大の特徴は、徹底した軽量設計により振り抜きやすさが追及されていること!シリーズ中最大のドローバイアス仕様や、高い打ち出し角の実現も注目ポイントです。

 

MAX FASTは「まだ年齢的にはちょっと早いかな?」という気持ちもあります (苦笑)。そのため、EPICシリーズやROGUE STシリーズでは、試打してきませんでした。

今回のPARADYMで、初めてのMAX FAST体験! 結論から申し上げますと、扱いやすさが際立っていて、やさしく打てる素晴らしいドライバーでした!

以前感動した、ゼクシオ12 ドライバー (2022年)に近い感想・・。軽量設計モデルってやっぱりいいじゃん!と思える一本となりました。

DUNLOP ゼクシオ 12 ドライバー (2022年モデル))試打評価/感想

外観

PARADYM MAX FASTドライバー ソール

ソール面積は、とても大きい! かなり大きかったPARADYM Xドライバーよりもさらに一回り大きめ。

 

PARADYM MAX FASTドライバー フェース

フェースは、かなりディープ!キャロウェイお馴染みのAI FLASHフェースやJAIL BREAKテクノロジーももちろん搭載されています!

 

PARADYM MAX FASTドライバー ボディ

横方向からの眺め。うすく平べったいボディを予想していたのですが、意外にもボリューミーな横顔でした。

 

PARADYM MAX FASTドライバー 後方

後方の外観。5グラムのウェイトが搭載されています。ウェイトの移動はできないとのこと。

 

PARADYM MAX FASTドライバー ネック

接着型のホーゼルを採用することによって、軽量化を達成しています。

 

PARADYM MAX FASTドライバー クラウン

投影面積は、とても大きいネック周りがすっきりしていて、やさしく打てるイメージの外観でした。

 

アドレス

アドレスしてみると、フェースの向きはターゲットに対して左を向く「つかまえ顔」ちょっとやりすぎかな・・と思ってしまう程に、左を向いていました

振り抜き感、打感・打音

シャフトは純正のSPEEDER NX for Callway、フレックスはRでした。

PARADYM MAX FASTドライバー シャフト

メーカー発表によれば、約46グラムのシャフトでクラブ重量は276グラム!“ノーマル”PARADYMドライバーからおよそ1割軽量化されています。実際に手にしてみての重量感も、軽かったです!

ワッグルではフレックスRらしく、シャフトのしなりはかなり大きかったです。

素振りでは、インパクト付近で走るようなしなり感。スイング軌道が不安定になったり、ヘッドが暴れるような挙動はまったくなし。振り心地がとにかく軽量で、7-8割の力で振ってもヘッドが軽快に走っていました

 

打感は、ボールのバウンド感がありつつやや弾く感触が加わっていました。ボールのつぶれる感触はほんの一瞬で、球離れが早かったです。

打音も「バシッ」という、弾き感の強さにマッチした気持ちいい音でした。

弾道、寛容性、飛距離

試打クラブはロフト角10.5°のモデルでした。

弾道は、高いなと思ったPARADYM Xドライバーよりも、さらに高かった!打ち出しからロフト角以上に上がり、ふけ気味に高く上昇していました。

それでも飛距離ロスにはならず、キャリーでしっかりと距離を出していける弾道となっていたのが秀逸

ランについては、あまり期待できないかな・・という印象。ですが、これだけの高弾道はアベレージゴルファーには魅力的だろうなと思いました。

 

つかまりについては、少し過剰かな・・というのが正直な感想です。極端につかまえに行けば、フック軌道となる弾道も散見されました。

それでも、普通のスイングであれば大きな問題になることはほとんどなかったです。基本的には、つかまり気味の安定した弾道を連発することができました。

 

弾道の直進性は、とにかく高かったです。Xドライバーでも感じられたオートマチック感は、さらに徹底されていました。

 

ミスヒットへの寛容性は、もちろん高かったです!少々のミスヒットであれば、飛距離ロスや左右ブレはほとんど出ません。

極端なミスヒットでも、コース内に生き残ってくれる弾道になっていました。キャロウェイのドライバーとして、期待を裏切らない寛容性を発揮していました。

 

飛距離性能については、そこそこかな・・。HS40m/sの筆者でキャリ180ヤード前後、トータルで190~200ヤード弱でした。

正直に言えば、もう少し飛んでほしいなと感じたことも事実。それでも、これだけの高弾道であれば仕方ないかな・・というのが正直な感想でした。

総評

とにかく、軽さが特筆もの! その上で、フルスイングが気持ちよかった!というのが、まず感じたことでした。

アラフィフの筆者は、重量級クラブではフルスイングを控えざるを得ないのが実情・・。しかし今回のMAX FASTドライバーは、フルスイングでも体への負荷が少ない

「こんなに気持ちよく振り抜けるのはいつ以来かな・・?」「30歳台前半以来か・・?」などと考えながら、フルスイングを繰り返していました。

 

難点を上げるとすれば、高弾道による飛距離ロスやつかまり過ぎの懸念があること。こういった懸念は、それなりのパワーヒッターであればやむを得ないかと思います。

という訳で対象となるのは、ドライバーに軽量感を求めつつ「つかまり」と高弾道を求める方! ヘッドスピードは、40m/sくらいが上限でしょう。

 

「振り切れる最大重量のクラブがお勧め」とは、よく言われることです。それでも個人的な思いとしては、このクラブくらいの”余裕”があった方が正解かなと思います。

実際のコースでのドライバーショットは、5割くらいの力加減でのスイングが現実的。そういった意味では、意外とこのMAX FASTが実戦ではドンピシャというゴルファーは多そうかなと思いました。

先入観なく、是非試してほしい一本です!

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