DUNLOP ゼクシオ 12 XXIO 12ドライバー (2022年モデル)
ゼクシオ 12 ドライバー (2022年モデル)を試打してきました。
「飛びの翼で、大空へ。翼のXXIO誕生」「空力コントロールで芯を捉える『ActivWing』とインパクトで大きなパワーを生み出す『REBOUND FRAME』。革新的な2つのテクノロジーが驚異の飛びを実現」「やさしく、高弾道で大きな飛びを」
(DUNLPO XXIO 12 ドライバーのホームページより)
コンセプトどおりの「飛び」になっているか? アベレージゴルファーの目線で、試打してきました
試打クラブスペック ロフト角:10.5° シャフト:MP1200カーボン フレックスR
40歳台後半で平均スコア90台 (←ターゲットの購買層に十分に入っていそう)のゴルファーの試打評価および感想です。
外観
ヘッドの投影面積は、思ったより大きくないです。大きな投影面積をイメージしていましたが、予想よりずっとコンパクトでした。
ソール面は、後方に宝石みたいな (笑)、青いウエイトが目立ちます。
フェイス後方の、「REBOUND FRAME」の文字も気になるところ。メーカーの解説では、「高反発を生み出すたわみの進化」「オフセンターショットに強いカップフェイスを採用」とのことで、ミスヒットに強く飛距離アップも期待できそうだなと思いました。
クラウン部分には、今作で話題となっているアクティブウイングが見えます。試打前には、この「ウイング」が視覚的な邪魔になるかもと思っていましたが、特に気になりませんでした。
地面に置くと、ややフックフェース。つかまりのよさそうな顔です。アベレージゴルファーには安心感があります。
打感・打音
フレックスRのカーボンシャフトは、ワッグルしてみるとやや頼りない印象。ヘッドスピードの落ちてきた私でも、ちょっと不安。
でも素振りしてみると、結構ヘッドが走ってくれる!アクティブウイングの効果か?シャフトが軽量だからかな?よくわかりませんが (笑)、ヘッド投影面積のコンパクトさと相まってビュンビュンと素振り。結構、気持ちよかったです。
打ってみると、やっぱりヘッドが走る!いつも通りのスイングですが、ヘッドスピードが速くなったか?と思わせるような振り心地です。
打感は、ボールのつぶれ感がありつつ、はじき感もしっかりあります。いわゆる、いとこどりです (笑)。これがREBOUND FRAMEの効果なのか?と思いました
打音は、いわゆるゼクシオサウンドというものでしょうか。やや甲高いものの耳に心地よく、バシッという気持ちいい音です。
振り心地、打感、打音、いずれも文句のつけようがないです。レベル、高いです。
球の上がりやすさ、寛容性
打球は、強い弾き感どおりの初速の速い球が、ドーンと飛んでいきます。
つかまりはいいですが、引っかけが出るほどではない。少しだけ右にすっぽ抜けましたが、コースでは許容範囲でしょう。
弾道は、やや高め。でも、飛距離ロスするような「ふけ上がり」はなく、イメージとほぼ同じかやや高いかなという程度。
キャリーで200~220ヤードくらいは飛んでそう。私の現在のドライバー (EPIC FLASH STRAドライバー)よりも、少なくとも10~20ヤードは飛んでいる。
速くなったヘッドスピードの力が、そのままガツンとボールに伝わるといった感じですかね。自分のドライバースキルが、一段上がったみたいでした。
ボールが曲がることは、ほとんどありません。YAMAHA リミックス VD59 ドライバーみたいに全く曲がりません! (笑)ってことはないですが、OBになるようなものではないです。シャフトをSRにすれば、もう少し安定するかもしれません。
寛容性については、明らかに芯を外したなというミスヒットでもフェアウエイにとどめてくれそうな感じでした。このあたりは、さすがゼクシオといったところでしょうか。
総評
とにかく、振り心地、打感、打音、打球、寛容性、いずれも高いレベルでまとまっています。
ゼクシオっていうと、おじさんかな (←失礼!)というイメージでしたが、こんなにいいとは!という感じです。
結果がしっかり出て、かつ打感や打音、振り心地といった感性の部分でも気持ちいい。文句のつけようがありません。
ゼクシオという安定のブランドは、いい意味でも悪い意味でもユーザーに固定したイメージを植え付けてしまっているのではないでしょうか。
私の場合にはあまりいいイメージではなかったのですが、今回の試打でその固定イメージは完全に取り除かれました。
メインターゲットはアベレージゴルファーだと思いますが、アスリートゴルファーでも意外と恩恵が大きいのでは?
とにかく、素晴らしいドライバーだと思いました。個人的には、来年のドライバー候補に一気に躍り出ました!