こんな方におすすめ!
- ふけ上がりを抑えて、効率よく飛ばしたい!
総合評価 8.7点/10点満点
- 飛距離性能 9点
- 球の上がりやすさ 8.5点
- 直進性 8.5点
- ミスヒットに対する寛容性 8.5点
- 打感、打音 8点
- 扱いやすさ 8.5点
試打した感想は・・
- ふけ上がりを抑えた強弾道で、高い飛距離性能を発揮!
- 安定した弾道が連発できる!
ゼクシオ エックス ドライバー (2024)
今回試打したゼクシオ エックス ドライバー (2024)は、ゼクシオ ブランドのアスリートモデルという位置づけ。
ゼクシオ 13 ドライバー (以下、“ノーマル ゼクシオ”と表記)と比較しながら、試打してみました!
外観
ヘッドカバー。「X」の文字が大きく表記されていて、「単なるゼクシオではなくエックス (X)だぞ!」という“プライド”が感じられました。
ソールは、斜めの直線で力強さが強調されたデザイン!
フェースはノーマルより若干厚みがあり、セミディープといった雰囲気でした。
横からの眺め。ノーマルに比べると固まり感があり、後方へのストレッチも控えめ。
後方からの眺め。
ネックには、フェース角やロフト角、ライ角を“すばやく”変更できる「クイックチューンシステム」を搭載!
今作の目玉が、2段式になった「ActiveWing」!表面積は増加しているようですが、目立たないデザインで存在感は薄めでした。
ヒール側が削られた三角形に近いフォルム。安心感と緊張感の入り混じった、絶妙な外観でした。
振り抜き感、打感・打音
シャフトは純正となるMiyazaki、フレックスはSでした。
全体的な重量感は標準~やや軽め。ワッグルしてみると、シャフトは割としっかり目でした。
素振りでも、シャフトのしなりはほとんど感じず。存在感の強いヘッドをしっかりと制御してくれるシャフトでした。
スイングスピードを抑えて打ってみると、ボールが硬く当たる感触。スイングスピードを上げると、やわらかい感触に変化しました。
打音は「ビシッ」という高めの音。音量自体は控えめでした。
弾道、寛容性、飛距離
試打クラブは、ロフト角10.5°のモデル。弾道の高さは中程度。ふけ上がりを抑えて「前へ」の推進力にする意図が伝わってきました。
オートマチック感が基本となる振り抜き感で、操作性はほとんどなかったです。
寛容性は高め。ノーマルと大きな差はなく、大きめのオフセンターでもしっかりと助けてくれる寛容性が備わっていました。
飛距離性能は高かった! 中程度の高さで前へドン!と進む弾道は強烈。キャリーで190ヤード、トータルで210ヤード前後でした。
総評
高弾道でキャリーを伸ばしていくノーマル ゼクシオとは、異なる球筋。高さを抑えた強い弾道が、特徴的です。
対象は、「外国ブランドまでのスピン量低減は厳しい・・」けれど、高さを抑えて効率よく飛ばしたい方!向上心のあるアベレージや、セミアスリートが似合いそうな雰囲気です。