コブラ LTDx MAX フェアウェイウッドを試打した感想は・・
- LTDx FW同様の高弾道、かつ力強い打球!飛距離性能も十分!
- LTDx FWよりもしっかりとつかまえてくれる!
- コブラお馴染みの「バフラーレール」搭載!
- つかまりを求めるパワーヒッターにお勧め!
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コブラ LTDx MAX フェアウェイウッド
2022年2月にコブラゴルフ Cobra Golfからリリースされた新作シリーズが、LTDx シリーズ!キャッチコピーは「Engineered for Longest Total Distance (最長飛距離を追求した設計)」。“飛ばし”を追求した、素材や設計へのこだわりが感じられます。
LTDx MAX フェアウェイウッド は、今回のフェアウェイウッド3機種 (LTDx、LTDx LS、LTDx MAX)の中で最も“やさしい”モデルという位置づけ。
ホームページでは「高初速、超飛距離のドローバイアスフェアウェイ」と解説されており、つかまりの良さが特徴。また寛容性もExtreme (最大)とのことで、アベレージゴルファーにはもっとも扱いやすいモデルになっています。
FWに求められる飛距離や直進性、寛容性はどうか? LTDx フェアウェイウッド (以下、LTDx FW)との性能差はどうか? こういった点に注目しながら試打してみました!
外観
ヘッドの投影面積は、標準~ややコンパクト。LTDx FWと比べると少しだけ後方にストレッチしていて、ほんの少しやさしく見えます。
クラウンは、LTDx FW同様に反射を抑えたマット仕上げ。色はブラック一色。LTDxドライバーとのデザイン統一性はありますが、ドライバーより「重たさ」を感じてしまう外観でした。
ヒール部分に、つかまりを高めてくれるというウェイトが確認できます。
LTDx FW同様、2本のレール (バフラーレール)が搭載されています。地面との抵抗を減らして「抜け」をよくしてくれるとのことです。
ネック付近の外観。バフラーレールの厚みが確認できます。ネックでの調整機能も搭載されています。
LTDx FWより、ほんの少し薄いフェースだと思いました。
フェース面はH.O.T (Highly Optimized Topology)フェーステクノロジー。各ポイントの厚さをAIで設計し、広範囲で反発性能を高めているとのことです。
横からの外観。全体的に肉厚のボディですが、LTDx FWよりも少しだけ後方へのストレッチがありました。
後方からの眺め。
地面に置くと、ヘッドの座りは良好でした。フェースの向きはほぼスクエア。フックフェース (ターゲットよりも左を向く)という感じは、全くなかったです。
同時に試打したLTDx FWよりほんの少し投影面積が大きかったため、安心感はありました。
ただ、やはり“固まり感”はあります。クラウンの塗装も“重たさ”を感じてしまうもので、「やさしい」という雰囲気は正直あまり感じられませんでした。
振りぬき感、打感・打音
試打クラブのシャフトは、純正のTOUR AD for Cobra (フレックスS、60g台)でした。同時に試打したLTDx FWに装着されていたのと同じシャフトです。ワッグルした印象では硬さはあまり感じず。むしろ、若干の柔らかさを感じました。
LTDx FWで素振りした時にはヘッドの重みが強く感じられましたが、このMAXではそこまでではなったです。ヘッドに振り回されることもなく、柔らかさを感じるこのシャフトとの相性はよさそうな印象でした。
ヘッドスピード40m/s前後の私でも、悪くない振り心地。ただ、それなりに一生懸命なスイングが求められる程度の重量感はありました。
打感の第一印象は、軽やかに弾いて飛ばしてくれるな!というもの。LTDx FWと比較すると、明らかに弾き感が強調されていました。
打音は「パシッ」という、弾き感のある打感にマッチした音。LTDx FWより少し高音ですが、適度に乾いた節度ある打音でとても気持ちよかったです。
球の上がりやすさ、寛容性
つかまりは、悪くなかったです。ただ、極端なドローバイアスではありません。基本的にはほんの少しつかまったきれいなドローボールになり、個人的には好印象でした。
ロフト角18.5°の5番FWの試打でしたが、高さもよく出ていました。
LTDx FWも打ち出しから高く上がりましたが、今回のMAXはほぼ同等かもう少し高く打ち出していました。ふけ上がるような印象もなし。打ち出しから高く上がって、そのままドーンとロースピンで飛んでいくような力強い打球でした。
飛距離もよく出ていました。私のヘッドスピード (40 m/s前後)で、安定して170~190ヤードくらい。LTDx FWより少しだけ飛んでいないかな・・とは思いましたが、ほとんど差はなさそうでした。
寛容性に関しても、比較的高いと思いました。芯自体も広めで、少々の打点のズレなら助けてくれます。
ただ、LTDx FWより明らかに寛容性が高いということはなさそう。できればもう少し寛容性が高い方が、ターゲットユーザー (アベレージゴルファーだとは思います)に訴求するのではないかと思いました。
総評
LTDx FW同様、高弾道かつ力強い打球が実現できていました。飛距離も申し分ないです! また、LTDx FWよりもしっかりとボールをつかまえてくれました。
ただ、アベレージゴルファーを対象と考えるのであれば、ちょっとしんどいかな・・という印象。LTDx FW同様に外観からは難しさを感じてしまいますし、重量感もそれなりにあるので頑張ってスイングする必要がありました。
実際に打ってみると、極端に難しいFWではないです。手に取った印象と打ってみた“結果”に、いい意味でギャップがあります。その意味ではターゲットユーザーが難しい。あえて言えば、LTDx FWでつかまりに不安があったゴルファーが対象かと思います。
また、LTDx MAXドライバーとの統一感もありますので、ドライバーとのセット購入はやはりお勧めです。
外国ブランドなので、ある程度の「重量感」は仕方ないかなと思います。ただ、この“程よい”つかまりは魅力的!
パワーのある若いゴルファーの中には、ドンピシャで「はまる」人もいそう。是非、一度試してほしいFWです!
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