インプレス ドライブスター ユーティリティを試打した感想は・・
- 楽に高い弾道で飛ばしたい！という希望をかなえてくれる、魔法の杖的なUT！
- フェースのどこにあたっても、しっかりとした弾道を作ってくれる！
- 高弾道と高い飛距離性能を求めるアベレージゴルファーにお勧め！
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※ ヤマハのクラブ試打評価は、こちら。
※ これまでのゴルフクラブの試打評価は、こちら。
ヤマハ インプレス ドライブスター ユーティリティ
ヤマハから2022年秋にリリースされたのがドライブスター シリーズ！シリーズのコンセプトは「ぶっ飛び系にイイ顔革命」！「ぶっ飛びも、イイ顔も、もうあきらめない」とのことで、“イイ顔”にかなりこだわっているシリーズとなっています。
ユーティリティのコンセプトは「圧倒的な飛び・直進性・高弾道」！メーカーの意図した、これらの性能が実現できているか？アベレージゴルファーの目線で試打してみました。
外観
ソールの外観。ドライブスターシリーズとして統一感のあるデザインとなっています。ブルーのラインの使い方が爽やかだなと思いました。
フェース面。シャロ―なフェースで、高くボールを持ち上げてくれそう。
横方向からの外観。後方へのストレッチはやや抑え気味かな・・と思いました。
後方からの眺め。
ネック部分の外観
地面に置いて目に飛び込んできたのは、いわゆる“面長”の外観！ 奇抜さはないものの面長さが強調された外観は、ややアンバランスな印象。手放しで「イイ顔」とは、個人的には言えないかな・・と思いました。全体的な投影面積は大き目で、安心感は高かったです。
フェースの向きはターゲット方向に対してはっきりと左向き。この点はドライバーやFWにも共通していて、「つかまえて飛ばす」というメーカーの意図が感じられました。
振り抜き感、打感・打音
シャフトは純正のSPEEDER NX for Yamaha M423u、フレックスはSでした。
全体的な重量感としては、適正～やや軽め。軽すぎるということはなく、個人的には扱いやすそうな重量感でした。
ワッグルしてみると、シャフトのしなりはほぼ適正。素振りでは、大振りなヘッドを上手に制御してくれるシャフトだなと思いました。
打感は硬め。カチンというやや甲高い打音とともに弾き感の強い打感で飛ばしていました。球離れが早く感じられ、「飛ばしている」という雰囲気が分かりやすく伝わってきました。
打音は高めの音ですが、音量自体は控えめ。耳障りになるようなものではなく、硬い打感にマッチしていました。
弾道、寛容性、飛距離
試打クラブはロフト角20.5°の#5でした。
弾道は、かなり高いです！かなりロフトが“立っている”UTですが、ロフト角を疑ってしまうくらいの高弾道！
弾道の途中でもさらにグッと球を持ち上がりますが、ふけ上がる印象はなし。スピン量は、適正～やや抑え気味といった雰囲気でした。
これだけ高く上がってくれれば、グリーンキャッチの不安は少ないな・・という高弾道でした。
つかまりは、ほんの少しだけ強め。それでも、ドライバーやFWで感じたほどのつかまりの強さはなかったです。個人的には、程よいつかまり感でとても打ちやすいなと思いました。
ミスヒットにはかなり強い！面長のフェースのどこにあたっても、弾道がほとんど変化しませんでした。「“それなりの結果”を作ってくれればOK！」というゴルファーにとっては、強力な味方になりそう！
飛距離性能はキャリーで180ヤード前後、ランも合わせると190ヤード前後でした。#5のUTとしては十分すぎる飛距離性能だなと思いました。
総評
一番印象に残ったのが、弾道の高さ！打ち出しから高くボールを持ち上げてくれるので、本当に楽でした。さらに、これだけの高弾道で高い飛距離性能が実現できているのが素晴らしい。
ミスヒットに対する寛容性も優れていて、直進性も高い。「魔法の杖」的に使える、実戦的なUTだと思いました。
個人的に少し気になったのが、面長のフェース。“面長感”が目立ってしまうややアンバランスな顔つきで、若干違和感がありました。
ただ、奇抜な顔つきでは全くないです。慣れれば、ほとんど問題ない顔だと思います。
総合力がとても高いUTです。「楽に高い弾道で飛ばしたい！」という希望を、やさしくかなえてくれるクラブ！ アベレージゴルファーの強い味方になってくれると思います！ お勧めです！
