ピン i クロスオーバー 評価 低く強い弾道で攻める!

ピン i クロスオーバー

こんな方におすすめ!

  • アイアン型UTで、低く強い弾道を打っていきたい!

総合評価:良 (7.0点/10点満点)

  • 構えやすさ:良
  • 扱いやすさ、振り抜き感:可
  • 打感・打音:可
  • 弾道の強さ:良
  • 操作性:良
  • 飛距離性能:良

(秀、優、良、可、不可 の5段階で各項目を評価)

ピン i クロスオーバーを試打した感想は・・

  1. 風に負けない低く強い弾道が特徴!飛距離性能も高い
  2. 打ち手の意思に敏感に反応する、高い操作性が備わっている!

ピン i クロスオーバー

ピンゴルフから発売中のアイアン型UTが、今回試打したiクロスオーバー

近年、アイアン型UTはモデル数自体が少なく上級者向けという位置づけ・・。

他社モデルでもアイアン型UTは苦労した記憶が強いですが、本作はどのような性能になっているのか?興味深く試打してみました!

外観

ピン i クロスオーバー

バックフェースは、マッスルバックを彷彿とさせるすっきりした外観でした。

 

ピン i クロスオーバー ソール

ソールには丸みが付けられておて、抜けがよさそうだなという印象。

ソール幅は、アイアン型UTとしてはやや狭いかな・・と思いました。

 

ピン i クロスオーバー フェース

フェースの外観。溝の数が多めで、しっかりとボールをとらえてくれそうなイメージ

 

ピン i クロスオーバー ボディ

横方向からの外観。トップブレードからフェースにかけて、しっかりとした厚みがありました。

 

ピン i クロスオーバー ネック

ネック部分の外観。ロフト角/ライ角調整機能が搭載されていました。

 

ピン i クロスオーバー トップブレード

トップブレードは厚め!ほんの少しグースがあるものの、基本的にはストレートネックと言ってよさそうな形状でした。

構えやすさ:良 (7.0点/10点満点)

ピン i クロスオーバー アドレス

アドレスしてみると、フェースの向きはターゲットに対してスクエア!

ただ、ソール幅が狭いためか、地面へのすわりはちょっと安定感に欠けていました

この手のクラブであれば仕方ないかもしれません・・。いかにも上級者向けだなという腰高感もあり、構えやすさについてはやや厳しいかなと思いました。

扱いやすさ、振り抜き感:可 (6.5点/10点満点)

試打クラブのシャフトは、純正のPING TOUR 2.0 CHROME 85、フレックスはSでした。

ピン i クロスオーバー シャフト

持ってみた重量感は、やっぱり重い!シャフトもヘッドも重量感があり、かなり手ごわいなと感じました。

ワッグルしてみると、シャフトはかなりしっかり目。素振りをしても、私レベルのスイングではしなりはまったくなし!ほとんど棒状の振り心地で、そもそもうまく当てられるかな・・という程でした。

あくまで上級者向けのモデルですので私が評価するのも難しいのですが、私目線としては厳しめの評価とさせていただきました。

打感、打音:可 (6.5点/10点満点)

打感は、硬い!鉄の塊が、ボールにゴツっとぶつかっているような感触でした。

フェースへの乗り感は、ごくわずか。テクノロジー感を感じるような軽快な弾き感はなく、とにかく骨太な打感でした。

打音は「バシッ」という低音。本格感が感じられる良音だと思いました。

弾道の強さ:良 (7.5点/10点満点)

試打クラブは、ロフト角18.0°の#2でした。5球を打っての弾道測定器 (スイングキャディ SC4)によるデータは、以下のとおりです。

ピン i クロスオーバー 試打データ

計測上のスピン量は、割と多いかなという印象。一方、実際の軌道は、低い角度で打ち出して棒玉状に進んでいく力強い弾道となっていました。

いかにもアイアン型UTらしい風に負けない強弾道!こういった球を求めているゴルファーにとっては、かなり恩恵は高そうだなと思いました。

操作性:良 (7.5点/10点満点)

操作性はきっちりと、確保されていると思いました。一言でいえば、スイング軌道や打点にかなり敏感に反応します。

意図的に球筋を作っていきたいゴルファーにとっては、十分にその意図を汲んでくれるモデルだと思いました。

飛距離性能:良 (7.0点/10点満点)

キャリー145.7ヤード、トータル183.8ヤードは、ロフト角を考慮すると物足りないかな・・。

というか、私がこのクラブのポテンシャルをうまく引き出せなかったというのが正直な感想です。

その上で感じたのが、クラブ自体の飛距離性能は決して低くはなさそうだな・・ということ。そこそこ高く上がりつつ、弾道の力強さが確実にあり、「飛び」の雰囲気は十分に漂っていました

総合評価:良 (7.0点/10点満点)

まず感じたのは、かなりハードなモデルだな・・ということ。

ロフト角18.0°の#2で、シャフトがPING TOUR 2.0 CHROME 85とういことを差し引いても、相応のパワーとスピード、的確なスイングが求められることは間違いないと思いました。

以前試打したタイトリストやテーラーメイドのアイアン型UTもかなり苦戦しましたが、本モデルはさらにしんどかったという印象。

対象となるのは、アイアン型UTを好む上級者でしょう! 低く強い弾道を打っていきたいというニーズには、間違いなくしっかりと応えてくれると思います。

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