ピン ChipR (チッパー)を試打した感想は・・
- ヘッドの挙動が穏やかで安定しているため、ダフリやトップといったミスヒットが出づらい！
- スイング幅に応じた高さや距離を、安定して作ってくれる！
- アプローチでのミスショットに悩んでいる多くのゴルファーに、お勧め！
ピン ChipR (チッパー)
2022年7月にピンから発売されたグリーン周りのアプローチ専用クラブが、ChipR(チッパー)！
コンセプトは、「シャープにピンを狙えるランニングウェッジ」！「アプローチ場面でのミスで、スコアがまとまらない・・」というゴルファーのために開発された、ランニングアプローチに特化しているクラブです。
打ち出しの高さや方向性の安定感、 距離のバラツキなどに注目して試打してみました。なお、練習場だけでの試打であることをご了承ください (北海道は雪が積もって、コースはクローズしています・・)。
外観
バックフェース。キャビティバック形状となっています。
ソールは、厚めです。滑らかにラウンドしていて、ダフリには強そうだなと思いました。
フェース面。溝が多いです。溝の本数を増やすことによって、必要とされる摩擦力とスピン量を実現しているとのこと。
横方向からの眺め。
地面に置くと、見た目はほぼアイアン！フェースは面長で、安心感が高かったです！
少しだけ、グースが入っていました。フェースの向きは、ターゲットに対してスクエア。地面への座りもよく、とても構えやすかったです。
シャフトは、標準スチールシャフトのZ-Z115でした。
手に取ってみて・・
グリップは、標準的な太さ。パターのようにスイングするということであれば、もう少し太い方が好ましいかな・・
重量感はやや重め。ヘッドの重量がそれなりにありそうだな・・という印象でした。
1/3からハーフのスイング幅での素振りでは、ヘッドの挙動が安定していたのが印象的。おそらく、低重心化＋高慣性モーメントが影響しているのだと思います。振り心地も、違和感は全くなかったです。
打ってみると・・
試打クラブはロフト角38.5°、ライ角70°、バウンス角：8°のモデル。クラブ長は34インチでした。
見た目や重量感に特に違和感を感じなかったので、通常のアプローチどおりに打ってみました。
打ってみて感じたのは、素振りでも感じられたヘッドの挙動の安定感！ とにかくオートマチックに、理想的な軌道にクラブを乗せてくれる！
上下の打点ブレが特に少なく、トップやダフリがほとんど出なかったのが印象的でした。左右のブレもほとんどなし。素直にスイングすれば、簡単にナイスショットとなってくれました！
打ち出し角や距離も、とても安定していました。スイング幅に応じた高さや距離を、イメージしたとおりに安定して作ってくれました！
芝から打っていないので正確な評価は難しいですが、ソールの滑りも良好！ダフリ気味にヘッドが入っても、「ダフリ」を感じることはほとんどありませんでした。実戦でも、このソールがかなり助けてくれそうだな・・と思いました。
総評
ヘッドの挙動が安定しているため、ダフリやトップといったミスが出づらいです！
方向性や高さ、距離はとにかく安定！チッパーに求められる機能を、ハイレベルに実現できていました。
見た目も通常のアイアンやウェッジ風で、違和感は全くありません。よく作り込まれているクラブだな・・と思いました。
所有しているドルフィン ピッチ&ランウェッジと比較すると、安定感に関してはChipRの方が優秀だな！と思いました。ドルフィンでは時々トップしてしまうことがあり、CipRの方が安心して使うことができそう。
アプローチでのミスショットに悩んでいる方には、是非お勧めしたいクラブです！
購入ならフェアウェイゴルフUSA。
