こんな方におすすめ!
- 軽量モデルで、しっかりと飛距離も確保したい!
総合評価:良 (7.6点/10点満点)
- 扱いやすさ、振り抜き感:良
- 打感・打音:良
- 弾道の高さ:優
- 直進性:良
- 寛容性:良
- 飛距離性能:優
試打した感想は・・
- 最軽量モデルなので、体への負担が少ない!
- 十二分な飛距離性能!パワーに不安のある方の強い味方!
外観
トゥ側にウェイトを配置!
重心距離が長くオートマチックに打てそう・・。
フェースは、いたって“普通”。
アイアンらしい「いい顔つき」でした。
トップブレードやボディの厚みはそこそこ。
ネック部分の外観。
フェース長は、長め!
グースがかなり強いです。
このあたりは好みが分かれそう。
しっかりと「つかまえて」くれそうなネック周り。
扱いやすさ、振り抜き感:良 (7.5点/10点満点)
シャフトは純正設定のTENSEI 40 for Callaway、フレックスはRでした。
手に取ってみての全体的な重量感は、軽め。シャフトはもちろん軽いですが、ヘッド自体も軽量化されている様子。ヘッドとシャフトのバランスは良好だと感じました。
ワッグルしてみると、手元でのしなりを感じました。フレックスRでしたが、グラグラで頼りないという雰囲気は全くなく、割としっかり目のシャフトだなという印象でした。
素振りをしてみると、インパクト付近での「走り」を感じる振り心地。シャフトがしっかりと仕事をしてくれる印象で、振り抜き感は良好でした。
打感・打音:良 (7.0点/10点満点)
打感は、フェース上でのボールのつぶれ感をわずかに感じた後に、ボールをグッと弾き出すという感触。分厚めにボールを押し出す打感で、個人的には好印象でした。
打感は「ビシッ」という少し高めの音。少し甲高いかな・・という印象もありましたが、大きな問題になる音ではなかったです。
弾道の高さ:優 (8.0点/10点満点)
試打クラブは、ロフト角26.0°の#7でした。5球を打っての弾道測定器 (スイングキャディ SC4)によるデータは、以下のとおりです。
ストロングロフトモデルとなりますが、弾道は高い!最高到達点の計測値は、同時に試打したノーマルより2mほど低かったものの、印象としてはほぼ同等の高さが出ていました。
スピンは6,219rpmとしっかりと入っていましたが、「めくれる」というよりは「前へ」の意識が強い軌道。一言で言えば、「飛び系」らしい球筋になっていました。
直進性:良 (7.5点/10点満点)
直進性は高かったです!「オートマチックにまっすぐ飛ばす」というコンセプトが貫かれていて、球がよじれることはほとんどなかったです。
つかまりが、ノーマルと比較すると一段階上がっている印象。グースの強さが影響しているかもしれません。
個人的には、少しだけ引っかけ気味になる打球も散見されました。それでも、つかまり過ぎて左が怖いという程ではなかったです。
寛容性:良 (7.5点/10点満点)
ミスヒットに対する寛容性も、高かったです。同時に試打した“ノーマル”とほぼ同等か、少しだけ本作の方が高いかな・・という印象。
アベレージにとっては、かなりのお助け感が感じられるやさしさ。実際のコースでのプレッシャーをかなり低減してくれそうだなと思いました。
飛距離性能:優 (8.0点/10点満点)
飛距離性能は、高い!スイングキャディ SC4ではキャリー149.3ヤード、トータル170.2ヤードという結果でした。
“ノーマル”よりも、わずかに飛びに振っているかなという印象。これだけの軽量モデルでこれだけ飛んでくれれば、パワーに不安のあるゴルファーは本当に楽だな・・と思いました。
総評:良 (7.6点/10点満点)
基本的には、“ノーマル”との差が少ないアイアンです。飛距離性能や寛容性は、ほぼ同等と言っていいと思います。
最も差別化されているのは、軽量で扱いやすくなっているという点。実際に打っていても体への負担はとても少なく、実戦でもラウンド終盤までしっかりと振り抜けそうだなという印象を持ちました。
もう一点印象に残ったのが、ソールの抜けの良さ。練習場のマット上での試打だったので何とも言えませんが、「だふったかな」というスイングでもソールが仕事をしてくれて、スパッと振り抜くことができました。
アラフィフの私には、魅力がかなり詰まったアイアン!パワーや体力に不安のある方には、お勧めです!