こんな方におすすめ!
- 高弾道+高飛距離性能で、グリーン狙っていきたい!
- アイアンショットに、高い操作性を加味したい!
総合評価:良 (7.4点/10点満点)
- 構えやすさ:良
- 振り抜き感:良
- 打感、打音:良
- 弾道の高さ:優
- 操作性:優
- 寛容性:可
(秀、優、良、可、不可 の5段階で各項目を評価)
試打した評価は・・
- よく飛んでよく止まる、現代のプロモデル・キャビティバックアイアン!
- 安定した高弾道でグリーンを狙っていける秀作モデル!
テーラーメイド P7CB アイアン (’24)
2024年9月6日から発売が開始されている、テーラーメイド P7CB アイアン (’24)を試打してきました。
CB (キャビティバック)ということで、マッスルバックに少しだけ寛容性を持たせているのかな・・という印象。
とは言え、バリバリのプロモデルですので、かなりの手ごわさが予想されます!
どのような性能になっているのか? 興味深く試打してきました!
外観
「軟鉄鍛造一枚もの」らしい、シンプルですっきりとした外観でした!
ソール幅は、この手のアイアンとしては広め。
全体的に“丸み”がついているのが、印象的でした。
フェースの外観。
横方向からの眺め。
重心が高く、操作性重視のアイアンだな・・という外観でした。
ロングネックで、やはり操作性が高さそう。
フェースはコンパクトで、さすがプロ仕様といったところ!
構えやすさ:良 (7.5点/10点満点)
アドレスしてみると、ネックはほぼストレート。
ヘッドのすわりは良好で、とても構えやすかったです。
とにかく、顔が小さい!「スイートスポットが狭くて難しそうだな・・」と、緊張感を感じながら、試打を開始しました。
振り抜き感:良 (7.0点/10点満点)
試打クラブのシャフトは、ダイナミックゴールドの新作となるMID 115、フレックスはS200でした。
重量感としては、やや重ため。ヘッドの存在感が強いな・・という雰囲気の重量感でした。
スイングしてみると、ダイナミックゴールドらしい、粘り気のあるしなり感を感じました。
「仕事をしてくれる」シャフトですが、アイアン全体としてはヘッドの重みが強く、何とか振りきれるかなといったところ。
個人的には、MODUS 105あたりの硬めのシャフトでは、ちょっと厳しいかな・・と思いました。
打感、打音:良 (7.0点/10点満点)
打感は、硬め。ズシッとした重厚感のある硬さで、軟鉄鍛造アイアンとしてはあまり経験したことのない感触でした。
打音は、「ビシッ」と言う強めの音。ツアーモデルらしい本格的な音で、上級者でも満足感は高いと思います。
弾道の高さ:優 (8.5点/10点満点)
試打クラブは、ロフト角33°の#7でした。
弾道の高さは、とても高い!打ち出しから高く上がり、スピンが入ってめくれるような弾道になっていました。
特に印象に残ったのが、弾道の安定感!
イメージした弾道を何度も再現でき、最高到達点のブレが少なかったのが、素晴らしかった!
操作性:優 (8.0点/10点満点)
操作性は、とても高かったです!
個人的にはややピーキーかな・・というくらい、スイングに応じた弾道が鋭敏に作られていました。
私レベルではやや手に負えないといったところですが、上級者であれば思い通りに操っていけそうだな・・という雰囲気でした。
寛容性:可 (6.5点/10点満点)
寛容性は、正直に言えば、あまり高くないと思いました。
外観で感じたとおり、スイートスポットがとても小さい!
ミスヒットにはシビアで、縦距離、高さともにはっきりとわかるくらいロスが出ていました。
まあ、この手のモデルに寛容性を求めるのはナンセンスかもしれませんが、個人的にはもう少しミスに強いと助かるかな・・。
飛距離性能
プロモデルアイアンですので、飛距離性能は評価対象からは外していますが、飛距離性能はしっかりと確保されているなというのが正直な感想。
キャリー142.5ヤード、トータル165.9ヤードという結果は、33°というロフト角を考えれば十分な飛距離性能だなと思いました。
総合評価:良 (7.4点/10点満点)
プロモデルアイアンとして、申し分ない出来になっています。
試打していて印象に残ったのが、ランディングアングルがしっかり確保された弾道になっていたこと。
よく飛んでよく止まる、現代のテクノロジーがつまった素晴らしい軟鉄鍛造アイアンだなと思いました。