こんな方におすすめ!
- 扱いやすさを重視しつつ、飛距離性能もあきらめたくない!
総合評価:優 (8.0点/10点満点)
- 扱いやすさ、振り抜き感:優
- 打感・打音:良
- 弾道の強さ:優
- 直進性:優
- 寛容性:良
- 飛距離性能:優
(秀、優、良、可、不可 の5段階で各項目を評価)
試打した感想は・・
- 驚異のミート率!驚きの飛距離性能!
- 軽量モデルとして、「扱いやすさ」を十分に備えているドライバー!
ピン G430 MAX 10K HL ドライバー
2024年1月に発表されたピンの最新モデルが、G430 MAX 10Kドライバー!10Kは、慣性モーメントが10,000越えを表現しています。
今回試打したのは、その軽量モデルとなるHL ドライバー!軽量モデルがありがたくなってきている (笑)アラフィフの筆者が、興味深く試打してみました。
外観
ソールの外観。以前試打したG430 MAX ドライバーとは異なり、後方のウェイトの調整はできないようになっていました。
フェースは、ややシャロ―目。
横方向からの眺め。後方へのストレッチが大きく、薄く平べったいボディとなっていました。
後方からの眺め。ウェイトは軽量のものが用いられているようです。
ネックにはロフト角・ライ角調整が可能な「弾道調整テクノロジー」を搭載。
投影面積は大きい!
アドレスしてみると、やっぱりヘッドが大きい!カーボン調のデザインが「軽量感」を演出していて、軽快に振り抜ける印象でした。
扱いやすさ、振り抜き感:優 (8.0点/10点満点)
シャフトは純正となるFUJIKURA SPEEDER NX 35でした (フレックス表記はなし)。
持ってみた重量感は、軽い!レディスドライバーに近い重さでした。
ワッグルしてみると、シャフトはかなり軟らかめ。素振りをしても、切り返しでやや大き目のしなりを感じました。とはいえ、振り抜いてみると、大きな違和感は感じず軽快に振り抜けました。
打感・打音:良 (7.5点/10点満点)
打感は、弾き感が中心!フェースへの「乗り」も、一瞬感じられました。打音は「バシッ」というやや高めの音。金属っぽさが混じっていましたが、概ね問題ない打音でした。
弾道の強さ:優 (8.5点/10点満点)
試打クラブはロフト角9.0°のモデルでした。
ロフト角の割に、弾道がとても高かったのが印象的。最高到達点は概ね22~23mとなっており、HL (High Launch=高弾道)の名にふさわしい球の高さでした。
一方で、ふけ上がって飛距離ロスしている印象はなし!スピン量も2849rpmと、ドライバーに求めるほぼ理想に近い値でした。
直進性:優 (8.0点/10点満点)
直進性は高い!大ぶりなヘッドを素直にまっすぐに振り抜けば、まっすぐに突き進む弾道となっていました。
寛容性:良 (7.5点/10点満点)
慣性モーメント10K (10,000)越えとのことで、試打前には高い寛容性を期待していました。が、期待値が高すぎたのか、ミスヒットに対する寛容性はそこそこだったかな・・という印象。
もちろん、ごく小さなオフセンターはしっかりとカバーしてくれます。ただ、大きめのミスヒットでは左右方向への散らばりが少し大きくなり、飛距離ロスも出ていました。
飛距離性能:優 (8.5点/10点満点)
あまり期待していなかった飛距離性能ですが、想像以上の「ぶっ飛び」性能を有していました!キャリー201.6ヤード、トータル223.5ヤードは、まだ年初とはいえ今年の最長不倒!
ちなみに、ミート率は驚異の1.48!ピンの技術力の高さに、改めて驚いてしまいました。
総評:優 (8.0点/10点満点)
試打前にはあまり期待していなかった「ぶっ飛び」性能に、驚嘆!さらに、弾道が高い!高さを保ったまま、ふけ上がらずにグイグイ進んでいく弾道は、とても爽快でした。
「アラフィフの私には、これくらいの軽量モデルがベストなのかな・・」と感じるのは、ちょっと寂しい (笑)。でも、この素晴らしい弾道とぶっ飛び性能には、十分に「納得」です!