ブリヂストン B1ST ドライバー 評価 強烈な噛みつきとパワーフェードでぶっ飛ばす!

ブリヂストン B1ST ドライバー

ブリヂストン B1ST ドライバー BRIDGESTONE B1ST DRIVER

こんな方におすすめ!

  • 左を気にせずに、振り抜いていきたい!
  • ふけ上がりを抑えたパワーフェードで、飛距離を稼ぎたい!

総合評価 8.9点/10点満点

  • 飛距離性能 9点
  • 弾道の強さ 9.5点
  • 弾道の安定感 8.5点
  • 寛容性 8.5点
  • 構えやすさ 8.5点
  • 打感、打音 9.5点

ブリヂストン B1ST ドライバーを試打した感想は・・

  1. 強弾道+パワーフェードで、ぶっ飛ばせるドライバー!
  2. 強烈な「噛みつき」で、抜群の安定感を発揮!
  3. パワーに自信のある上級者に、強くお勧めできる一本!

 

ブリヂストン B1ST ドライバーとは?

ブリヂストンゴルフから2023年9月8日に発売予定となっているドライバーが、Bシリーズの新作となるB1ST、B2HT、B1LSの3モデル

今回試打したB1ST ドライバーは、2021年モデルとなるB1ドライバーの後継モデルという位置づけになります。

コンセプトは、「プロ・上級者の要求にこたえる新構造」「強弾道と低スピンでさらなる飛距離を」!

「左を恐れず、強く前に飛ばしたい」という設計になっており、中強弾道での飛距離性能を追求したモデルとのことです。

かなりの手ごわさが予想されるドライバーですが、思い切って試打してみました!

 

外観

ブリヂストン B1ST ドライバー ソール

ソールの外観。

特徴となるのが、フェース側に設置された2個のウェイト (6gのステンレススクリューと2gのアルミスクリュー)と、後方の6gのウェイトパーツ

合計14g、6パターンのウェイト配置によって、精密なチューンが可能となるとのことです。

フェース面に配置された「サスペンションコア (Sp-COR)」も、前作に引き続き健在!

トゥおよびヒールの反発性能がアップして許容性が向上し、飛距離ロスが軽減されるとのことです。

 

ブリヂストン B1ST ドライバー フェース

注目となるのが、「バイティングフェース」

“バイティング”は「噛みつき」という意味の日本語になりますが、見た目的にもガブッとボールに食いつきそうな (笑)フェースとなっています!

「食いつきの差が、飛距離の差だ」とのキャッチフレーズで、ボールの滑りを極限まで抑えてインパクトのパワーを逃さずに伝える設計になっているとのことです!

 

ブリヂストン B1ST ドライバー ボディ

ボディは、塊感が強い

とはいっても、腰高な印象はなし。どっしりとした印象の外観だと思いました。

 

ブリヂストン B1ST ドライバー 後方

後方からの眺め。

 

ブリヂストン B1ST ドライバー ネック

ネックには、フェース角とライ角が調整可能な「バリアブル アジャスト システム」が搭載されています。

 

ブリヂストン B1ST ドライバー クラウン

投影面積は、やや小さめかな!という印象。

後方へのストレッチが少なく、いかにも上級者向きの前重心のドライバー!といった雰囲気の顔つきでした。

クラウンは、鏡面仕上げ! カーボン調の網目模様がうっすらと見える、なかなか渋めのデザインだなと思いました。

 

ブリヂストン B1ST ドライバー アドレス

アドレスしてみると、フェースの向きはターゲット方向に対してほぼニュートラル

小さめの投影面積のためか、オートマチック感には乏しい印象でしたが、緊張感を感じるほどの小顔といった雰囲気はなかったです。

スッと自然にアドレスすることができて、とても構えやすいな・・と思いました。

 

振り抜き感、打感・打音

シャフトは純正となるVENTUS BS6、シャフトフレックスはSでした。

ブリヂストン B1ST ドライバー シャフト

持ってみた重量感は、やや軽めかな・・といったところ

クラブのコンセプトとしては、もう少し重めでもいいかなとも思いました。

VENTUS BS6は「つるし」のシャフトとしては最軽量なので、重量感が欲しい方には他の3種類のシャフトを試してみた方がいいかもしれません。

素振りをすると、そこそこのしなり感を感じることができました。

ヘッドの重量感は適正といった印象でしたので、シャフト自体が少しやわらか目かな・・という雰囲気でした。

 

打ってみて感じたのは、ボールの食いつき感のすごさ!

過去のドライバーではステルスシリーズ (特にプラス ドライバー)の食いつき感が印象に残っていますが、今作の強烈な食いつき感はステルスを余裕で上回っていると思いました。

ボールのフェースへの「乗り感」も、かなりしっかり目!

インパクトの瞬間にフェースがしっかりとたわみ、ボールを包み込みながら嚙みついた後、フェースの強力な反発力によって弾き飛ばすといった雰囲気でした!

打音は「ブシュ」という、フェースのたわみ感と反発力を反映した音!

打感、打音ともに好印象で、特に打感については、未体験の「噛みつき」感が強く印象に残りました

 

弾道、寛容性、飛距離性能

試打したクラブは、ロフト角9.5°のモデルでした。

弾道は、メーカーの意図どおりの中弾道ふけ上がりを抑えて、「前へ」の推進力が強烈な弾道でした。

 

また、強く印象に残ったのが、フェード軌道の弾道が基本となっていたこと!

フェード軌道ながら、弾道がとにかく力強く、いわゆる「パワーフェード」になっていました

ヘッドに施されたさまざまなテクノロジーの恩恵かと思いますが、個人的にはこのような弾道は初めてで、素晴らしい性能だな!と感激してしまいした!

弾道の安定感も高め!

強烈な食いつき感により、フェース上で滑る感覚は皆無で、余計なサイドスピンを生じさせない!という雰囲気が伝わってくるようでした。

 

ミスヒットに対する寛容性は、この手の上級者モデルとしては、比較的高めかなという印象

極端なミスヒットでは飛距離ロスが生じてしまいましたが、多少の打点ブレであれば、ヘッドの性能がミスをカバーしてくれる寛容性はあると思いました。

 

飛距離性能は、高いと思いました!

ドライバーヘッドスピード40m/sの筆者で、キャリー200~210ヤード、トータルで230ヤード前後といったところでした。

キャリーでしっかり飛ばして、ランでも稼げるといった力強い弾道がとても印象に残りました!

 

総評

試打しながら特に強く印象に残ったのが、強烈な「噛みつき感」と、強弾道+パワーフェードでの素晴らしい飛距離性能

フェースの噛みつき感とパワーフェードは未体験のもので、ブリヂストンゴルフの技術力の高さに改めて感服しました。

 

少し気になったのが、純正シャフトとなるVENTUS BS6・・。

個人的には違和感までは感じませんでしたが、対象になりそうなゴルファーには物足りないかもしれないな・・と思いました。

ヘッドの性能が斬新なので、シャフト選択はかなり重要になりそうだな、という印象

フィッティングを慎重に行って、このヘッドの特性を存分に引き出してほしいなと思いました。

 

対象となるのは、間違いなく上級者だと思います!

つかまりに関してはかなり抑え気味ですので、つかまりを求めるゴルファーにはB2HTでお願いします、といったところでしょうか。

ヘッドスピードも43m/s以上は必要かな思いました。このヘッドの性能を引き出すのであれば、45m/s以上は欲しいかなといったところ。

 

ヘッドスピード40m/s前後の筆者は決して対象となるゴルファーではありませんが、それでも異次元の打感と弾道を味合わせてくれるこのドライバーは素直にすごい

パワーに自信のある上級者には、かなりお勧めの一本だと思いました!

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